ベクトル数学関数#
インテル® oneMKL のベクトル数学関数 (VM) は、ベクトルの各要素の数学関数を計算します。VM には、実数と複素数のベクトルを操作する高度に最適化された関数 (算術、累乗、三角関数、指数、双曲線、特殊、丸め) のセットが含まれています。
VM によってパフォーマンスが向上するアプリケーション・プログラムには、非線形プログラミング・ソフトウェア、積分の計算、財務計算、コンピューター・グラフィックスなどがあります。
VM 関数は、実行する操作に応じて次のグループに分類されます。
VM 数学関数は、メモリー内に連続して保存されているベクトルに対して、正弦、余弦、指数、対数などの数学関数の値を計算します。
VM サービス関数は、精度モードとエラーコードを設定/取得し、数学関数のエラーハンドラーを作成します。
VM 数学関数は、入力ベクトルを引数として受け取り、それぞれの関数の値を要素ごとに計算し、結果を出力ベクトルに返します。すべての VM 数学関数は、入力配列と出力配列が同じメモリー位置にあるインプレース操作を実行できます。正の増分インデックスを持つ VM 数学関数では、入力増分と出力増分が同じ値である場合にのみ、インプレース操作がサポートされます。
oneMKL インターフェイスは次のように提供されます。
oneapi/mkl/vm.hpp.VM 関数の使用例は、次の場所にあります。
${MKL}/share/doc/mkl/examples/sycl/vml/source製品および性能に関する情報 |
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性能は、使用状況、構成、およびその他の要因によって異なります。詳細は、https://www.intel.com/PerformanceIndex (英語) を参照してください。改訂 #20201201 |