geru

geru#

一般複素行列のランク 1 更新 (非共役) を計算します。

説明#

geru ルーチンは、スカラー - ベクトル - ベクトル積を計算し、その結果を一般行列に加算します。操作はのように定義されています。

A←alpha∗x∗yT+A

説明:

  • alpha はスカラーです

  • A は m x n の行列です

  • x は長さ m のベクトルです

  • y は長さ n のベクトルです

geru は次の精度をサポートします。

T

std::complex<float>

std::complex<double>

geru (バッファーバージョン)#

構文#

namespace oneapi::mkl::blas::column_major { 
    void geru(sycl::queue &queue, 
              std::int64_t m, 
              std::int64_t n, 
              T alpha, 
              sycl::buffer<T,1> &x, 
              std::int64_t incx, 
              sycl::buffer<T,1> &y, 
              std::int64_t incy, 
              sycl::buffer<T,1> &a, 
              std::int64_t lda) 
}
namespace oneapi::mkl::blas::row_major { 
    void geru(sycl::queue &queue, 
              std::int64_t m, 
              std::int64_t n, 
              T alpha, 
              sycl::buffer<T,1> &x, 
              std::int64_t incx, 
              sycl::buffer<T,1> &y, 
              std::int64_t incy, 
              sycl::buffer<T,1> &a, 
              std::int64_t lda) 
}

入力パラメーター#

queue

ルーチンを実行するキュー。

m

行列 A の行数。最小値は 0 です。

n

行列 A の列数。最小値は 0 です。

alpha

行列 - ベクトル積のスケーリング係数。

x

入力ベクトル x を保持するバッファー。バッファーのサイズは (1 + (m - 1)*abs(incx) 以上である必要があります。行列ストレージを参照してください。

incx

ベクトル x のストライド。ゼロであってはなりません。

y

入力/出力ベクトル y を保持するバッファー。バッファーのサイズは (1 + (n - 1)*abs(incy) 以上である必要があります。行列ストレージを参照してください。

incy

ベクトル y のストライド。ゼロであってはなりません。

a

入力行列 A を保持するバッファー。バッファーのサイズは、列優先レイアウトの場合は lda * n 以上、行優先レイアウトの場合は lda * m 以上である必要があります。

lda

行列 A の先頭次元。列優先レイアウトの場合は正の値で m 以上、行優先レイアウトの場合はn 以上である必要があります。

出力パラメーター#

a

更新された行列 A を保持するバッファー。

geru (USM バージョン)#

構文#

namespace oneapi::mkl::blas::column_major { 
    sycl::event geru(sycl::queue &queue, 
                     std::int64_t m, 
                     std::int64_t n, 
                     oneapi::mkl::value_or_pointer<T> alpha, 
                     const T *x, 
                     std::int64_t incx, 
                     const T *y, 
                     std::int64_t incy, 
                     T *a, 
                     std::int64_t lda, 
                     const std::vector<sycl::event> &dependencies = {}) 
}
namespace oneapi::mkl::blas::row_major { 
    sycl::event geru(sycl::queue &queue, 
                     std::int64_t m, 
                     std::int64_t n, 
                     oneapi::mkl::value_or_pointer<T> alpha, 
                     const T *x, 
                     std::int64_t incx, 
                     const T *y, 
                     std::int64_t incy, 
                     T *a, 
                     std::int64_t lda, 
                     const std::vector<sycl::event> &dependencies = {}) 
}

入力パラメーター#

queue

ルーチンを実行するキュー。

m

行列 A の行数。最小値は 0 です。

n

行列 A の列数。最小値は 0 です。

alpha

行列 - ベクトル積のスケーリング係数。value_or_pointer データタイプの詳細については、スカラー引数を参照してください。

x

入力ベクトル x へのポインター。入力ベクトル x を保持する配列のサイズは、(1 + (m - 1)*abs(incx)) 以上である必要があります。行列ストレージを参照してください。

incx

ベクトル x のストライド。ゼロであってはなりません。

y

入力/出力ベクトル y へのポインター。入力/出力ベクトル y を保持する配列のサイズは、(1 + (n - 1)*abs(incy)) 以上である必要があります。行列ストレージを参照してください。

incy

ベクトル y のストライド。ゼロであってはなりません。

a

入力行列 A へのポインター。バッファーのサイズは、列優先レイアウトの場合は lda * n 以上、行優先レイアウトの場合は lda * m 以上である必要があります。

lda

行列 A の先頭次元。列優先レイアウトの場合は正の値で m 以上、行優先レイアウトの場合はn 以上である必要があります。

dependencies

計算を開始する前に待機するイベントのリスト (存在する場合)。省略した場合、依存関係はデフォルトでなくなります。

出力パラメーター#

a

更新された行列 A へのポインター。

戻り値#

計算が完了したことを確認するために待機する出力イベント。