lgamma#
ベクトル要素のガンマ関数の絶対値の要素ごとの自然対数を計算します。
説明#
lgamma(a) 関数は、入力ベクトル a の要素のガンマ関数の絶対値の自然対数を計算し、それを出力ベクトル y に書き込みます。精度オーバーフローしきい値については、このドキュメントでは説明しません。結果がターゲットの精度を満たさない場合、関数は VM エラーステータスを status::overflow に設定します。
引数 |
エラーコード |
|
|---|---|---|
+1 |
+0 |
|
+2 |
+0 |
|
+0 |
+\(\infty\) |
|
-0 |
+\(\infty\) |
|
負の整数 |
+\(\infty\) |
|
-\(\infty\) |
+\(\infty\) |
|
+\(\infty\) |
+\(\infty\) |
|
a > overflow |
+\(\infty\) |
|
QNAN |
QNAN |
|
SNAN |
QNAN |
API#
構文#
バッファー API
namespace oneapi::mkl::vm {
sycl::event lgamma(sycl::queue & exec_queue,
std::int64_t n,
sycl::buffer<T> & a,
sycl::buffer<T> & y,
oneapi::mkl::vm::mode mode = oneapi::mkl::vm::mode::not_defined,
oneapi::mkl::vm::error_handler<T> errhandler = {});
}namespace oneapi::mkl::vm {
sycl::event lgamma(sycl::queue & exec_queue,
sycl::buffer<T> & a,
oneapi::mkl::slice sa,
sycl::buffer<T> & y,
oneapi::mkl::slice sy,
oneapi::mkl::vm::mode mode = oneapi::mkl::vm::mode::not_defined,
oneapi::mkl::vm::error_handler<T> errhandler = {});
}USM API
namespace oneapi::mkl::vm {
sycl::event lgamma(sycl::queue & exec_queue,
std::int64_t n,
T const * a,
T * y,
std::vector<sycl::event> const & depends = {},
oneapi::mkl::vm::mode mode = oneapi::mkl::vm::mode::not_defined,
oneapi::mkl::vm::error_handler<T> errhandler = {});
}namespace oneapi::mkl::vm {
sycl::event lgamma(sycl::queue & exec_queue,
T const * a,
oneapi::mkl::slice sa,
T * y,
oneapi::mkl::slice sy,
std::vector<sycl::event> const & depends = {},
oneapi::mkl::vm::mode mode = oneapi::mkl::vm::mode::not_defined,
oneapi::mkl::vm::error_handler<T> errhandler = {});
}lgamma は次の精度とデバイスをサポートしています。
T |
デバイスサポート |
|---|---|
|
GPU |
|
CPU |
|
CPU |
|
CPU |
入力パラメーター#
バッファー API
- exec_queue
ルーチンが実行されるキュー。
- n
計算する要素の数を指定します。
- a
入力ベクトルを含むバッファー。
- sa
aのスライスセレクター。oneMKL スライスタイプの説明については、データタイプを参照してください。- sy
yのスライスセレクター。oneMKL スライスタイプの説明については、データタイプを参照してください。- mode
この関数呼び出しのグローバル VM モード設定をオーバーライドします。指定可能な値とその説明については、set_mode 関数を参照してください。これはオプションのパラメーターです。デフォルト値は
mode::not_definedです。- errhandler
この関数呼び出しのローカルエラー処理モードを設定します。引数と説明については、create_error_handler 関数を参照してください。これはオプションのパラメーターです。ローカル・エラー・ハンドラーはデフォルトで無効になっています。
USM API
- exec_queue
ルーチンが実行されるキュー。
- n
計算する要素の数を指定します。
- a
入力ベクトルへのポインター。
- sa
aのスライスセレクター。oneMKL スライスタイプの説明については、データタイプを参照してください。- sy
yのスライスセレクター。oneMKL スライスタイプの説明については、データタイプを参照してください。- depends
依存イベントのベクトル (入力データの準備ができるまで待機)。これはオプションのパラメーターです。デフォルトは空のベクトルです。
- mode
この関数呼び出しのグローバル VM モード設定をオーバーライドします。指定可能な値とその説明については、set_mode 関数を参照してください。これはオプションのパラメーターです。デフォルト値は
mode::not_definedです。- errhandler
この関数呼び出しのローカルエラー処理モードを設定します。引数と説明については、create_error_handler 関数を参照してください。これはオプションのパラメーターです。ローカル・エラー・ハンドラーはデフォルトで無効になっています。
出力パラメーター#
バッファー API
- y
出力ベクトルを含むバッファー。
- 戻り値 (event)
計算終了イベント。
USM API
- y
出力ベクトルへのポインター。
- 戻り値 (event)
計算終了イベント。
例#
lgamma の使用例は、oneMKL インストール・ディレクトリーの以下の場所にあります。
share/doc/mkl/examples/sycl/vml/source/vlgamma.cpp