negative_binomial#

負の二項分布の乱数を生成します。

説明 #

negative_binomial クラス・オブジェクトは、generate 関数で使用され、負の二項分布と分布パラメーター a および p を持つ乱数を提供します。ここで、\(p, a \in R; 0 < p < 1; a > 0\) です。

最初の分布パラメーターが \(a \in N\) である場合、この分布はパスカル分布と同じになります。\(a \in N\) の場合、分布は、成功確率が p のときの、一連のベルヌーイ試行における a 回目の成功の期待時間として解釈できます。

確率分布は次のように表されます。

\[P(X = k) = C_{a+k-1}^k p^a (1-p)^k, k \in \{0, 1, 2, \ldots\}\]

累積分布関数は次のようになります。

\[\begin{split}F_{a, p}(x) = \begin{cases} \sum_{k=0}^{\lfloor x \rfloor} C_{a + k - 1}^{k} p^a (1-p)^k, & x \geq 0 \\ 0, & x < 0 \end{cases}, x \in R\end{split}\]

製品および性能に関する情報
性能は、使用状況、構成、およびその他の要因によって異なります。詳細は、https://www.intel.com/PerformanceIndex (英語) を参照してください。改訂 #20201201

API #

構文#

namespace oneapi::mkl::rng { 
  template<typename IntType = std::int32_t, 
           typename Method = negative_binomial_method::by_default> 
  class negative_binomial { 
  public: 
    using method_type = Method; 
    using result_type = IntType; 

    negative_binomial(): negative_binomial(0.1, 0.5){} 
    explicit negative_binomial(double a, double p); 
    explicit negative_binomial(const param_type& pt); 

    double a() const; 
    double p() const; 
    param_type param() const; 
    void param(const param_type& pt); 
  }; 
}

サポートされるデバイス: CPU および GPU

インクルード・ファイル#

oneapi/mkl/rng.hpp

テンプレート・パラメーター#

typename IntType = std::int32_t

生成された値のタイプ。固有の値は次のとおりです:

std::int32_t

std::uint32_t

typename Method = oneapi::mkl::rng::negative_binomial_method::by_default

生成メソッド。固有の値は次のとおりです:

oneapi::mkl::rng::negative_binomial_method::nbar

配布テンプレート・パラメーター・メソッドのメソッドの説明を参照してください。

入力パラメーター#

名前	タイプ	説明
a	`double`	最初の分布パラメーター `a`。
p	`double`	2 番目の分布パラメーター `p`。

negative_binomial

目次