oneapi::mkl::sparse::init_matrix_handle

oneapi::mkl::sparse::matrix_handle_t オブジェクトのヒープ上にメモリーを割り当て、そのオブジェクトの内部をデフォルト値に初期化して、オブジェクトのアドレスを返します。

説明

oneapi::mkl::sparse::init_matrix_handle 関数は、oneapi::mkl::sparse::matrix_handle_t オブジェクトをデフォルト値で割り当てて初期化します。それ以外の場合は例外をスローします。

注

スローされる例外の詳細は、エラー処理を参照してください。

推奨される使用モデルは次のとおりです:

using namespace oneapi::mkl; 

// 初期化のために init_matrix_handle に送信する前に、 
// 新しく作成されたハンドルを nullptr に設定します 

sparse::matrix_handle_t spMat = nullptr; 
sparse::init_matrix_handle(&spMat); 

// ハンドルは初期化され、入力して使用できるようになりました 

sycl::event ev_set = sparse::set_csr_data(queue, spMat, /* 行列のサイズと配列 */); 

// 終わったらハンドルをクリーンアップします 
sycl::event ev_release = sparse::release_matrix_handle(queue, &spMat, dependencies); 
ev_release.wait(); // ブロックします

API

構文

namespace oneapi::mkl::sparse { 
    void init_matrix_handle ( 
        oneapi::mkl::sparse::matrix_handle_t *p_spMat) 
}

インクルード・ファイル

• oneapi/mkl/spblas.hpp

入力パラメーター

p_spMat

初期化する sparse::matrix_handle_t ハンドルのアドレス。初期化済みによる混乱を避けるために、この関数に入る前に sparse::matrix_handle_t ハンドル・オブジェクトを nullptr に設定することを推奨します。この関数は、matrix_handle_t オブジェクトを割り当てて初期化し、p_spMat をこの新しいオブジェクトに設定します。この初期化ルーチンは、初期化されていない matrix_handle オブジェクトでのみ呼び出す必要があります。

出力パラメーター

p_spMat

戻り時に、アドレスは、新しく割り当てられ初期化された、スパース BLAS 操作を実行する入力して使用できる、matrix_handle_t オブジェクトを指すように更新されます。