save_state

乱数エンジンの状態をファイルまたはメモリーバッファーに書き込みます。

説明

save_state 関数を使用すると、乱数エンジンの状態をバイナリー形式でファイルまたはメモリーバッファーに保存できます。

API

構文

メモリー・インターフェイスに保存

namespace oneapi::mkl::rng { 
  template<typename Engine> 
  void save_state (Engine& engine, 
                   std::uint8_t* mem); 
}

ファイル・インターフェイスに保存

namespace oneapi::mkl::rng { 
  template<typename Engine> 
  void save_state (Engine& engine, 
                   const std::string& filename); // 2024.1 リリース以降は非推奨 
}

> 注: ファイルに保存機能は非推奨です。代わりにメモリーに保存機能を使用してください。

インクルード・ファイル

• oneapi/mkl/rng.hpp

入力パラメーター

メモリー・インターフェイスに保存

名前	タイプ	説明
engine	Engine&	状態が保存されるエンジンクラスのオブジェクト。
mem	std::uint8_t*	エンジンの状態を保存するために割り当てるメモリー。特定のエンジンに必要なメモリーのサイズ (バイト単位) を確認するには、get_state_size 関数を使用します。

ファイル・インターフェイスに保存

名前	タイプ	説明
engine	Engine&	状態が保存されるエンジンクラスのオブジェクト。
filename	const std::string&	エンジンの状態が書き込まれるファイルの名前。