Linux* パッケージ・マネージャーを利用してインテル® oneAPI ツールキットをインストールする

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この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Installing Intel® oneAPI Toolkits via Linux* Package Managers」の日本語参考訳です。


パッケージ・マネージャーを利用するインストール・プロセスの概要

この記事では、インテルのリポジトリーから配布されるインテル® oneAPI ツールキットのインストールとサポートに関する一般的な情報を提供します。

法務上の注意書き: 本パッケージおよび付属のソフトウェアをダウンロードして使用することで、お客様は https://software.intel.com/en-us/license/end-user-license-for-developer-tools (英語) にあるエンド・ユーザー・ソフトウェア使用許諾契約書 (EULA) の条項に同意されたものとします。

続行することで、お客様は EULA をお読みになり、本契約書の条項に同意したことを認めるものとします。


注: クローズドベータ (beta02 以前) に参加されていた場合、リポジトリーの URL が変更されています。beta03 以降のリポジトリーの URL は、https://yum.repos.intel.com/oneapi および https://apt.repos.intel.com/oneapi (英語) です。

注: beta03 以降の YUM (DNF)、APT、および ZYPPER のリポジトリーは、一般的なインターネット上の公開リポジトリーです。ファイアウォールが有効な社内イントラネットを使用している場合、環境変数 https_proxy と http_proxy を適切なプロキシーサーバーとポートに設定する必要があります。プロキシーサーバーの設定については、ローカル・ネットワーク管理者またはシステム管理者にお問い合わせください。


インテル® oneAPI ツールキットのリスト

次のツールキットを利用できます。
リポジトリーでは、常に最新のリリースパッケージが公開されています。

各ツールキットの動作環境を確認して、必要な依存パッケージを特定してください。例えば、インテル® oneAPI DPC++ コンパイラーの場合、”intel-basekit” パッケージのみ必要です。OpenMP* オフロード・コンパイラー、MPI、Fortran、および関連する HPC ツールを使用する場合は、”intel-basekit” と “intel-hpckit” の両方が必要です。最初にベース・ツールキットをインストールしてから HPC ツールキットをインストールします。

ツールキット名と入門ガイドへのリンク バージョン メタパッケージ名
インテル® oneAPI ベース・ツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-basekit
インテル® oneAPI HPC ツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-hpckit
インテル® oneAPI IoT ツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-iotkit
インテル® oneAPI DL フレームワーク・デベロッパー・ツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-dlfdkit
インテル® AI アナリティクス・ツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-aikit
インテル® oneAPI レンダリングツールキット (英語) 2021.1-beta03 intel-renderkit
インテル® システム・ブリングアップ・ツールキットはリポジトリーで配布されていません。
詳細 (英語)
Linux* 向け OpenVINO™ ツールキットは別のリポジトリーで配布されています。
YUM 用のインストール手順 (英語)
APT 用のインストール手順 (英語)
oneAPI ベース・ツールキット用インテル® FPGA アドオンはリポジトリーで配布されていません。
詳細 (英語)

サポートされる Linux* システムにインテル® oneAPI ツールキットをインストールするには、次の操作を行います。

  1. ご使用の OS がサポートされていることを確認します。OS バージョンは、ターミナルウィンドウで次のいずれかのコマンドを実行して確認できます。
    # Redhat, Fedora, CentOS and related
    more /etc/redhat-release
    # Ubuntu, Debian, others
    more /etc/lsb-release
    
  2. 必要なインテル® oneAPI ツールキットのパッケージを特定します。パッケージのリストは前出のセクションにあります。
  3. 次のいずれかのパッケージ・マネージャーを使用してパッケージをインストールします: YUM* (DNF*)、APT*、および ZYPPER*。
  4. 次のステップ: Linux* 向けインテル® oneAPI ツールキット入門 (英語)

YUM (DNF) リポジトリーの手順

YUM (DNF) 公開リポジトリーでは、すべてのインテル® oneAPI ツールキットとパッケージを利用できます。yum コマンドは、Red Hat* Enterprise Linux* RPM ソフトウェア・パッケージを取得、インストール、削除、クエリー、およびその他の方法で管理するための主要ツールです。インテルのツールの最新バージョンを取得するには、次の手順を参照してください。yum コマンドの詳細は、公式 yum コマンド・チートシート (英語) を参照してください。

  1. インテル® oneAPI リポジトリーを設定します。最初に、/tmp への書き込み権限があることを確認します。
    そして、通常のユーザーで /tmp ディレクトリーに YUM (DNF) リポジトリー・ファイルを作成します。
    tee > /tmp/oneAPI.repo << EOF
    [oneAPI]
    name=Intel(R) oneAPI repository
    baseurl=https://yum.repos.intel.com/oneapi
    enabled=1
    gpgcheck=1
    repo_gpgcheck=1
    gpgkey=https://yum.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS-2023.PUB
    EOF
    
  2. 次に、作成した oneAPI.repo ファイルを YUM リポジトリー設定ディレクトリー /etc/yum.repos.d に移動します。
    sudo mv /tmp/oneAPI.repo /etc/yum.repos.d
    
  3. インテル® oneAPI パッケージをインストールします。必要なインテル® oneAPI ツールキットのパッケージを特定します。パッケージのリストは前出のセクションにあります。社内イントラネットを使用している場合やファイアウォールが有効な場合は、yum が https プロトコルを使用してリポジトリー・サーバーにアクセスできるように、環境変数 http_proxyhttps_proxy を適切に設定します。
    次のコマンドを実行してツールキットをインストールします。ここでは、例としてインテル® oneAPI ベース・ツールキット (メタパッケージ名 “intel-basekit”) を使用しています。実際にコマンドを実行する際は、インストールするツールキットのメタパッケージ名に変更してください。
    sudo yum install intel-basekit
    

    インターネットに接続されていないマシンにインストールする場合やクラスター上で大規模な分散インストールを行う場合、yum ではパッケージをインストールせずにダウンロードできます。詳細はこちら (英語) を参照してください。

  4. ユーザー環境を設定します。インテル® oneAPI ツールをインストールしたら、ツールにアクセスする前に、ツールにアクセスするための環境変数を設定する必要があります。
    • 環境変数の設定については、こちら (英語) を参照してください。そして、コマンドラインからサンプル・プロジェクトを実行して (英語)、正しくインストールされたことを確認します。
    • 次に、’source setvars.sh’ を ~/.bash_profile 起動スクリプトに追加します。マルチユーザー・システムを管理する場合、すべてのログインユーザーに対してこのスクリプトを source する方法、例えば /etc/profile 起動スクリプトに追加したり、modulefiles などを使用してユーザーツール環境に追加するなどを検討してください。
  5. これでインストールは完了です。次のステップ: Linux* 向けインテル® oneAPI ツールキット入門 (英語)

: ネイティブ環境で実行時間の長い CPU 計算ワークロードを持つアプリケーションがある場合、ワークロードが終了されないようにハングチェック・タイムアウト期間を無効にする必要があります。

APT リポジトリーの手順

APT 公開リポジトリーでは、すべてのインテル® oneAPI ツールキットとパッケージを利用できます。apt コマンドは、新しいソフトウェア・パッケージのインストール、既存のソフトウェア・パッケージのアップグレード、パッケージ・リスト・インデックスの更新、Ubuntu* システム全体のアップグレードなどを実行する Ubuntu* の Advanced Packaging Tool (APT) と連携する強力なコマンドライン・ツールです。インテルのツールの最新バージョンを取得するには、次の手順を参照してください。apt コマンドの詳細は、公式 apt コマンドページ (英語) を参照してください。

  1. インテル・リポジトリーの公開鍵を取得してインストールします。ユーザーと root の両方が /tmp を読み書きできるため、ここでは /tmp から次の操作を行います。ユーザーと sudo ユーザーの両方が読み書きできるディレクトリーであれば、任意のディレクトリーを使用することができます。
    # use wget to fetch the Intel repository public key
    cd /tmp
    wget https://apt.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS-2023.PUB
    
  2. # add to your apt sources keyring so that archives signed with this key will be trusted.
    sudo apt-key add GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS-2023.PUB
    # remove the public key
    rm GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS-2023.PUB
    
  3. インテル・リポジトリーを使用するように APT クライアントを設定します。
    echo "deb https://apt.repos.intel.com/oneapi all main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/oneAPI.list
    

    add-apt-repository ユーティリティーがインストールされている場合は、代わりに次のコマンドを使用することができます。
    sudo add-apt-repository "deb https://apt.repos.intel.com/oneapi all main"
    
  4. インテル® oneAPI ツールキットとコンポーネントのパッケージ情報をダウンロードします。
    sudo apt-get update
    
  5. インテル® oneAPI パッケージをインストールします。必要なインテル® oneAPI ツールキットのパッケージを特定します。パッケージのリストは前出のセクションにあります。社内イントラネットを使用している場合やファイアウォールが有効な場合は、yum が https プロトコルを使用してリポジトリー・サーバーにアクセスできるように、環境変数 http_proxyhttps_proxy を適切に設定します。
    次のコマンドを実行してツールキットをインストールします。ここでは、例としてインテル® oneAPI ベース・ツールキット (メタパッケージ名 “intel-basekit”) を使用しています。実際にコマンドを実行する際は、インストールするツールキットのメタパッケージ名に変更してください。
    sudo apt-get install intel-basekit
    #repeat 'apt-get install ...' for each toolkit you need
    
  6. [オプション] 次のコマンドでインストール可能なインテル® oneAPI パッケージのリストを確認できます。
    sudo apt-cache pkgnames intel | grep kit$ 
    # Other installation options (toolkits and individual components) are available in the form of # meta-packages.
    
  7. ユーザー環境を設定します。インテル® oneAPI ツールをインストールしたら、ツールにアクセスする前に、ツールにアクセスするための環境変数を設定する必要があります。
    • 環境変数の設定については、こちら (英語) を参照してください。そして、コマンドラインからサンプル・プロジェクトを実行して (英語)、正しくインストールされたことを確認します。
    • 次に、’source setvars.sh’ を ~/.bash_profile 起動スクリプトに追加します。マルチユーザー・システムを管理する場合、すべてのログインユーザーに対してこのスクリプトを source する方法、例えば /etc/profile 起動スクリプトに追加したり、modulefiles などを使用してユーザーツール環境に追加するなどを検討してください。
  8. これでインストールは完了です。次のステップ: Linux* 向けインテル® oneAPI ツールキット入門 (英語)

: ネイティブ環境で実行時間の長い CPU 計算ワークロードを持つアプリケーションがある場合、ワークロードが終了されないようにハングチェック・タイムアウト期間を無効にする必要があります。

Zypper リポジトリーの手順

Zypper 公開リポジトリーでは、すべてのインテル® oneAPI ツールキットとパッケージを利用できます。Zypper は、openSUSE* と SUSE* Linux* Enterprise 向けにリポジトリーへのアクセス、依存関係の解決、パッケージのインストールなどを提供するコマンドライン・パッケージ・マネージャーです。インテルのツールの最新バージョンを取得するには、次の手順を参照してください。zypper コマンドの詳細は、公式 zypper コマンド・チートシート (英語) を参照してください。

  1. インテル® oneAPI リポジトリーの公開鍵を追加します。
    sudo zypper addrepo https://yum.repos.intel.com/oneapi oneAPI
    

    この新しいリポジトリーを追加することで、Zypper はリポジトリーの公開鍵を自動的にインポートします。場合によっては、rpm で明示的に鍵をインポートする必要があります。
    rpm --import https://yum.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS-2023.PUB
    
  2. インテル® oneAPI パッケージをインストールします。必要なインテル® oneAPI ツールキットのパッケージを特定します。パッケージのリストは前出のセクションにあります。社内イントラネットを使用している場合やファイアウォールが有効な場合は、yum が https プロトコルを使用してリポジトリー・サーバーにアクセスできるように、環境変数 http_proxyhttps_proxy を適切に設定します。
    次のコマンドを実行してツールキットをインストールします。ここでは、例としてインテル® oneAPI ベース・ツールキット (メタパッケージ名 “intel-basekit”) を使用しています。実際にコマンドを実行する際は、インストールするツールキットのメタパッケージ名に変更してください。
    sudo zypper install intel-basekit
    
  3. [オプション] インターネットに接続されていないマシンにインストールする場合やクラスター上で大規模な分散インストールを行う場合、zypper では --download-only オプションを指定してパッケージをインストールせずにダウンロードできます。詳細は、Zypper man ページ (英語) を参照してください。
  4. ユーザー環境を設定します。インテル® oneAPI ツールをインストールしたら、ツールにアクセスする前に、ツールにアクセスするための環境変数を設定する必要があります。
    • 環境変数の設定については、こちら (英語) を参照してください。そして、コマンドラインからサンプル・プロジェクトを実行して (英語)、正しくインストールされたことを確認します。
    • 次に、’source setvars.sh’ を ~/.bash_profile 起動スクリプトに追加します。マルチユーザー・システムを管理する場合、すべてのログインユーザーに対してこのスクリプトを source する方法、例えば /etc/profile 起動スクリプトに追加したり、modulefiles などを使用してユーザーツール環境に追加するなどを検討してください。
  5. これでインストールは完了です。次のステップ: Linux* 向けインテル® oneAPI ツールキット入門 (英語)

: ネイティブ環境で実行時間の長い CPU 計算ワークロードを持つアプリケーションがある場合、ワークロードが終了されないようにハングチェック・タイムアウト期間を無効にする必要があります。

ハングチェックを無効にする

このセクションは、ネイティブ環境で実行時間の長い GPU 計算ワークロードを持つアプリケーションにのみ適用されます。ゲームなど、GPUの仮想化やその他の標準的な使用には推奨されません。

GPU ハードウェアが実行に 4 秒以上を要するワークロードは、実行時間が長いワークロードです。デフォルトでは、実行時間の長いワークロードを処理している個々のスレッドはハングしていると見なされて終了されます。ハングチェック・タイムアウト期間を無効にすることでkの問題を回避できます。

: システムを再起動すると、ハングチェックは自動的に有効になります。.再起動するたびハングチェックを無効にするか、次の手順に従ってハングチェックを永続的に無効にする必要があります。

次回再起動するまでハングチェックを無効にするには、次のコマンドを実行します。

sudo sh -c "echo N> /sys/module/i915/parameters/enable_hangcheck"

永続的にハングチェックを無効にするには、次の操作を行います。

  1. ターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
    Append i915.enable_hangcheck=0 to GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT in /etc/default/grub
    Run sudo update-grub
    
  2. システムを再起動します。ハングチェックは無効なままになります。

サポート

サポートオプションについては、「Get Help」 (英語) ページを参照してください。

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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