oneAPI 1.3 暫定仕様書 Rev. 1 の解説 (32)

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この記事は、https://www.oneapi.io/spec/ で 2023年9月14日に公開された『oneAPI 1.3 Provisional Specification Rev. 1』 (HTMLPDF) をベースにしています。原文は2000 ページ近くあり、翻訳の時間とリソースも限られるため、全文翻訳ではなく、記事形式で区切った仕様とその解説を提供することにしました。


この回では、『oneAPI 1.3 Provisional Specification Rev. 1』の「Level Zero」の節を取り上げています。

レベルゼロ

oneAPI レベルゼロは、oneAPI プラットフォームのデバイスに合わせて調整された低レベルのダイレクト・メタル・インターフェイスを提供します。レベルゼロでは、関数ポインター、仮想関数、統合メモリー、I/O 機能など幅広い言語機能をサポートすると同時に、次のような高レベルのランタイム API で必要な各種明示的な制御を提供します。

  • デバイスの検出
  • メモリー割り当て
  • ピアツーピア通信
  • プロセス間共有
  • カーネル・サブミッション
  • 非同期実行とスケジュール
  • 同期プリミティブ
  • メトリックサポート

API アーキテクチャーは、ベースとなる oneAPI プラットフォーム・デバイスとその機能の物理的および論理的な抽象化を定義します。デバイス、サブデバイス、およびメモリーは物理レベルで定義されますが、コマンドキュー、イベント、および同期メソッドは論理エンティティーとして定義されます。すべての論理エンティティーは、デバイスレベルの物理的機能にバインドされます。API は、デバイスへの低レイテンシー送信モデルや、同時ホストスレッド間でのワークの構築と送信に適合するモデルなど、多様な用途に合わせて調査されたスケジュール・モデルを提供します。レベルゼロは、OpenCL* など他の低レベル API の影響を受けますが、独立して進化するように設計されています。また、レベルゼロは GPU アーキテクチャーの影響も強く受けますが、FPGA などのさまざまな oneAPI 計算デバイス・アーキテクチャーでサポートされます。

API の詳細説明

詳細は、オンラインで仕様 (英語) を参照してください。


法務上の注意書き

The content of this oneAPI Specification is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License (英語). Unless stated otherwise, the sample code examples in this document are released to you under the MIT license (英語).

This specification is a continuation of Intel’s decades-long history of working with standards groups and industry/academia initiatives such as The Khronos Group*, to create and define specifications in an open and fair process to achieve interoperability and interchangeability. oneAPI is intended to be an open specification and we encourage you to help us make it better. Your feedback is optional, but to enable Intel to incorporate any feedback you may provide to this specification, and to further upstream your feedback to other standards bodies, including The Khronos Group SYCL* specification, please submit your feedback under the terms and conditions below. Any contribution of your feedback to the oneAPI Specification does not prohibit you from also contributing your feedback directly to other standard bodies, including The Khronos Group under their respective submission policies.

By opening an issue, providing feedback, or otherwise contributing to the specification, you agree that Intel will be free to use, disclose, reproduce, modify, license, or otherwise distribute your feedback at its sole discretion without any obligations or restrictions of any kind, including without limitation, intellectual property rights or licensing obligations.

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