私の OpenCL* SDK はどこへ行ってしまったのか?

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この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Where Did My OpenCL™ SDK Go?」の参考訳です。


4 年前、私は異種システムの並列プログラミング標準である OpenCL* のインテル初のサポートを世界に向けて発表する機会に恵まれました。当時の “What-If” プロジェクトは、開発者にインテル CPU 上で OpenCL* 1.1 API をテストする機会を提供しました。このプロジェクトは、その後インテル® HD グラフィックス搭載のインテル® Core™ プロセッサーをサポートするインテル® SDK for OpenCL* Applications となりました。これにより、開発者は最も適切な計算エンジンでタスクを実行することが可能になりました。この 4 年間で SDK は 60,000 回以上ダウンロードされ、2 万人以上の開発者が実際にインテル® プラットフォーム上で OpenCL* を利用しています。

今日、私は OpenCL* の 1 ユーザーとして SDK のサポートページ http://intel.com/software/opencl で最新の記事を確認しようとしたところ、インテル® SDK for OpenCL* は、もはや存在しないことを知りました。

インテル® INDE? 私の OpenCL* SDK はどこへ行ってしまったのか?

ウェブページで OpenCL* サポートは次のインテル® ソフトウェア開発スイートに統合されたことが発表されています: インテル® INDEインテル® Media Server Studio。インテル® SDK for OpenCL* Applications の機能は、これらのスイートに含まれる新しくなった OpenCL* Code Builder で利用できます。

次のメッセージがあります:
“スタンドアロン SDK として提供が開始されてからほぼ 4 年後、インテルの OpenCL* サポートはメインストリームとなり、OpenCL* Code Builder という名称で開発者向けのツールスイートに統合されることになりました。”

最終的に私が確信したのは以下の事です:

OpenCL* は今や成熟した API

インテルは、モバイル、デスクトップ、そしてサーバー向けに OpenCL* をサポートします。OpenCL* は、すべての Windows* システムと多くの Android* システム上のインテル® グラフィックス・ドライバーにシームレスに統合されました。ドライバーには、第 5 世代インテル® Core™ プロセッサー上での OpenCL* 2.0 と細粒度の共有仮想メモリー (SVM) のサポートが含まれます。インテル統合グラフィックスは、インテル® プラットフォームのパフォーマンスを最大化するための重要なリソースとなっています。そして、インテル統合グラフィックス向けの新しい商用版の OpenCL* Linux* ドライバーが利用できるようになりました。

そのため、さまざまなアプリケーションで利用できる各種ツールやスイートによって OpenCL* がサポートされるのは理にかなっていると言えます。今では、Windows* と OpenCL* をサポートするインテル® C++ コンパイラーを同じスイートで利用できます。同じインストーラーで、メディアフィルターをビルドするためのメディアコーデックと OpenCL* の両方をインストールすることができます。そして、OpenCL*、OpenGL*、そして DirectX* ツールを使用してグラフィックス・ワークロードを開発できます。これらは、すべてインテル® INDE で提供されています。

インテル® INDE は、CPU と GPU の両方をターゲットとしたアプリケーションを開発する OpenCL* 開発者の経験を豊かにする包括的なツールセットを提供します。また、私のように以前のインテル® SDK for OpenCL* Applications を使い慣れた開発者のために、インテル® INDE は、OpenCL* コードをシンプルで簡単に、そして無料で利用できるビルドとデバッグ環境を提供します。Robert Ioffe 氏の記事「Windows* の OpenCL* 環境におけるインテル® INDE のクイック・インストール・ガイド」をご覧ください。

Linux* ではじめるには、インテル® Media Server Studio をダウンロードするだけです。

どれくらいインテルの OpenCL* サポートは改善されているか?

1 年以上前の私の以前のブログの書き込みと、私たちのツイッタ―アカウント @intelOpenCL を見ると、私たちのサポート体制とツールがどのように改善されたか追跡することができます。以下の図は要約ですが、網羅される範囲は確実に拡大しています。

OpenCL* を使用したコンピューター・ビジョン関連のキラーアプリはありますか?

私の個人的な見解ですが、OpenCL* が広く採用されるようになると、インテルの開発チームは製品アプリケーションでより利用するようになるでしょう。当然ですが、私たちは OpenCV* 3.0 の継続的な発展に貢献します。新しい API により、OpenCV* 3.0 では、基盤となるハードウェアをあまり気にすることなくコンピューター・ビジョン・アプリケーション向けのプラットフォームのパフォーマンスを最大化するため OpenCL* を透過的に使用しています。

私は、OpenCV* とインテル社内の他のコンピューター・ビジョン関連のプロジェクトにさらに関わることに興奮をおぼえました。コネクテッド・カメラ、ハンドヘルド・デバイス、そして組込みシステムはインテリジェンスの世界をどこにでも広げることができます。今日のハイパフォーマンス・コンピューター・ビジョンのソリューションは、異なる構成とハードウェアを考慮して、ウェアラブルとコネクテッド・デバイスからサーバーやクラウドに至るまで、処理能力の利点を最大限に活用します。OpenCL*、OpenVX*、そして OpenCV* のようなオープンな標準規格を採用するように業界は変わらなければいけません。
OpenCL* は主要なファクターとなるでしょうか?
私は、そうであると確信しています。

@intelOpenCL

#makesoftware

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください

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