編集長の夏休みの工作 その 3

同カテゴリーの次の記事

インテル® 64 アーキテクチャーおよび IA-32 アーキテクチャー最適化リファレンス・マニュアル - 248966-037 July 2017 rev. 2

はじめての X シリーズ、水冷編

「インテル® Core™ i7-7800 プロセッサー・シリーズも出荷されて、新しいインテル® Xeon® プロセッサー・スケーラブル・ファミリーも発表されたことだし、記事書いてくださいよお」、と iSUS 事務局にせっつかれて、プログラミング記事を書く前に恒例の組み立てを。なんたってマシンがないと記事書けないですからね。

今回は新しいプロセッサーのキャッシュ構造とインテル® AVX-512 の機能だけ確認すればいいので、最下層のインテル® Core™ i7-7800K プロセッサーをベースに建造を開始しました。消費電力最大 140W ということで、冷却第一を考えた結果 …。

ケースは野ざらしタイプの Thermaltake Core P3 シリーズを使うことに決定。室内の冷房が効いていると、密閉するよりオープンの方が冷えるかなと。

おまけに冷却は、初めての本格水冷システムに挑んでみました。これまで簡易水冷の冷却クーラーは使ったことありますが、中の液抜けで空焚き状態になっていることに気が付かず、ひどい目にあったことがあるので、プロセッサーもマザーボードもクライアントに比べると若干高価なので、本格水冷です。

水冷システムはケースと同じ Thermaltake 社の Pacific RL240 D5 のハードチューブに挑みました。

チューブの引き回しを初めて、これはちょっと大変だと気が付いた次第です。ソフトチューブだとパーツ設置後、エイッヤ、とチューブを曲げることもできて若干のパーツの移動も可能ですが、ハードチューブだとパーツの位置決めをしたら、ミリ単位で長さとチューブを曲げる位置を決めて加工する必要がありました。ちょっと大変だったのでチューブ加工中の写真ありません …

チューブの加工が済んだら、フィッティング金具の閉め忘れや、締め付け不足をよ~く確認して、いよいよ冷却材を注入します。キットに付属していた冷却水は「赤」、「真っ赤」です (写真左)。まるで、PC の血液のよう。もれると流血事件になりそうなので、別に求めておいた黄色を混ぜて「オレンジ」色にしました。

冷却水注入時は、水冷システムのポンプだけに電源を供給して、まだマザーボードには通電しません。中の空気抜きをしつつ 24 時間ほど冷却水を回して、漏れがないかチェックします。

漏れがないことを十分に確かめ、いよいよマザーボードに通電です。オペレーティング・システムをインストール後、CPU の温度に関してみたところアイドル状態では 30 度前後、負荷をかけても一時的に温度は上昇しますが、空冷ファンよりは早く低温度に戻る気が …します。

可能であれば、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーのユニットを分解して、適合する水冷ヘッドがあれば入れてみたいなあ、と考えております。

さて、待ちかねた Skylake-X を利用できる準備が整いました。最適化とプログラミングに関する記事は次回を乞うご期待!!

開発コード名

関連記事

  • ヘテロジニアス・コンピューティングのパイプライン化ヘテロジニアス・コンピューティングのパイプライン化 この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Heterogeneous Computing Pipelining」の日本語参考訳です。 目次 はじめに インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーおよびインテル® Atom™ […]
  • インテル® IPP におけるインテル® AVX2 向け最適化インテル® IPP におけるインテル® AVX2 向け最適化 この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「Intel IPP support for Intel® AVX2」の日本語参考訳です。 第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー (開発コード名: Haswell) は、2013 年にリリースされた新しい世代の x86 プロセッサー・マイクロアーキテクチャー […]
  • PyPy による OpenStack* Swift* パフォーマンスの最適化PyPy による OpenStack* Swift* パフォーマンスの最適化 この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Optimizing OpenStack* Swift* Performance with PyPy*」の日本語参考訳です。 この記事の PDF 版はこちらからご利用になれます。 はじめに Python* […]
  • インテル® Software Development Emulator を使ってみようインテル® Software Development Emulator を使ってみよう インテル® Software Development Emulator (インテル® SDE) は、ソフトウェア開発者向けにインテル社から公開されているインテル® プロセッサーのソフトウェア・エミュレーターです。2019 年 5 月時点の最新バージョンは 8.35 で、開発コード名 Ice Lake-Client と開発コード名 […]
  • Haswell のトランザクション同期Haswell のトランザクション同期 この記事は、インテル® ソフトウェア・ネットワークに掲載されている「Transactional Synchronization in Haswell」の日本語参考訳です。 インテルは、2013 年に製品化予定のマルチコア・プロセッサー「Haswell」 (開発コード名: 「ハズウェル」と読みます) […]