メモリー・アクセス・パターン解析中の CPU キャッシュ動作のモデル化を設定します。
[プロジェクトのプロパティー] > [解析ターゲット] > [メモリー・アクセス・パターン解析] > [高度] > [キャッシュ・シミュレーション・モード]
--cachesim-mode=<string> |
<文字列> は次のいずれかです。
引数 |
説明 |
|---|---|
cache-misses |
キャッシュミスのみをモデル化します。 |
footprint |
キャッシュミスとループのフットプリントをモデル化します。計算方法: キャッシュライン・サイズ x シミュレーション中にアクセスされる一意なキャッシュライン数。 |
utilization |
キャッシュミスとキャッシュライン利用率をモデル化します。 |
utilization
collect=map --enable cache-simulation
メモリー・フットプリント・シミュレーションでは、インテル® Advisor はアクセスとキャッシュラインのサブセットのみを追跡し、それをキャッシュ合計サイズにスケールアップして最終的なフットプリント値を計算します。
キャッシュ・シミュレーションのモデル化は、次の解析に適用されます。
メモリー・アクセス・パターン - この基本的なシミュレーション機能は、ダウンストリームのメモリー・アクセス・パターン・レポートで正確なメモリー容量、ミス情報、およびキャッシュラインの利用率をモデル化します。
CPU / メモリー・ルーフラインのパースペクティブ - この拡張機能は、ダウンストリームのメモリーレベルのルーフライン・グラフや、インタラクティブな HTML レポートで複数レベルのキャッシュをモデル化します。
このオプションは、メモリー・アクセス・パターン解析にのみ適用されます。
使用するとオーバーヘッドが増加します。
メモリー・アクセス・パターン解析を実行します。デフォルトのキャッシュ構成でキャッシュミスをモデル化します。
advisor collect=map --enable-cache-simulation --cachesim-mode=cache-misses --project-dir=./advi_results -- ./myApplicationメモリー・アクセス・パターン解析を実行します。1024 バイトのキャッシュ・セット・サイズ、デフォルトのキャッシュ連想性、およびキャッシュ・ライン・サイズでキャッシュミスとメモリー・フットプリントのデータをモデル化します。
advisor collect=map --enable-cache-simulation --cachesim-sets=1024 --cachesim-mode=footprint --project-dir=./advi_results -- ./myApplication