キャッシュ階層を指定して、トリップカウント & FLOP 解析の実行中に CPU キャッシュの動作をモデル化するデータを収集します。
[プロジェクトのプロパティー] > [解析ターゲット] > [トリップカウントと FLOP 解析] > [キャッシュ・シミュレーター設定]
--cache-config=<string> |
<string> は次のテンプレート
[num_of_level1_caches]:[num_of_ways_level1_connected]:[level1_cache_size]:[level1_cacheline_size]/
[num_of_level2_caches]:[num_of_ways_level2_connected]:[level2_cache_size]:[level2_cacheline_size]/
[num_of_level3_caches]:[num_of_ways_level3_connected]:[level3_cache_size]:[level3_cacheline_size]
例えば、次のようになります: 4:8w:32k:64l/4:4w:256k:64l/1:16w:6m:64l
キャッシュ構成が設定されていないと、インテル® Advisor はシステムのキャッシュ階層をモデル化に適用します。
キャッシュ・シミュレーションのモデル化は、次の解析に適用されます。
メモリー・アクセス・パターン - この基本的なシミュレーション機能は、ダウンストリームのメモリー・アクセス・パターン・レポートで正確なメモリー容量、ミス情報、およびキャッシュラインの利用率をモデル化します。
CPU / メモリー・ルーフラインのパースペクティブ - この拡張機能は、ダウンストリームのメモリーレベルのルーフライン・グラフや、インタラクティブな HTML レポートで複数レベルのキャッシュをモデル化します。
このオプションは、トリップカウント & FLOP、およびルーフライン解析にのみ適用されます。
サーベイ解析を実行します。
トリップカウント & FLOP 解析を実行します。指定する構成のキャッシュ動作をモデル化します。
advisor --collect=survey --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
advisor --collect=tripcounts --flop --enable-cache-simulation --cache-config=4:8w:32k:64l/4:4w:256k:64l/1:16w:6m:64l --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
指定されたキャッシュ構成のすべてのメモリーレベル (メモリーレベルのルーフライン) に対してルーフライン解析を実行します。
advisor --collect=roofline --enable-cache-simulation --cache-config=4:8w:32k:64l/4:4w:256k:64l/1:16w:6m:64l --project-dir=./advi_results -- ./myApplication