システムの各種 CPU と GPU コアにおけるコードの実行を理解するため、CPU/GPU 並行性解析を使用し、ターゲット・アプリケーションが GPU 依存であるか CPU 依存であるかを特定します。
インテル® VTune™ Amplifier は、CPU ベースのワークロードと GPU ベースのワークロードを同じ時間内で同時に解析できるよう、システム全体のすべてのコアのクロックを自動的に整合させます。
CPU/GPU 並行性解析を使用して以下を行います。
GPU の使用を調査し、時間軸の各時点での GPU エンジンのソフトウェア・キューを解析します。
CPU と GPU のアクティビティーを関連付け、アプリケーションが GPU 依存であるか CPU 依存であるかを特定します。
GPU と CPU のいアプリケーションのフレームレートを検出して、垂直同期に依存性があるかを特定します。
時間経過での選択された GPU メトリックごとのアプリケーションのパフォーマンスを調査します。
時間経過でインテル® Media SDK タスクの実行を解析します。
ITT API で作成されたユーザータスクのアプリケーション・パフォーマンスを調査します。
CPU/GPU 並行性解析を実行するには以下を確認します。
設定オプション
CPU/GPU 並行性解析向けの設定オプションを確認するには、次の操作を行います。
必要条件: プロジェクトを作成し、解析ターゲットを指定します。
[New Analysis (新規解析)] ツールバーボタン、
(スタンドアロン GUI)/
(Visual Studio* IDE) をクリックします。[Analysis Type (解析タイプ)] ウィンドウが開きます。
左ペインから [Platform Analysis (プラットフォーム解析)] > [CPU/GPU Concurrency (CPU/GPU 並行性)] を選択します。
この解析向けの事前定義された収集オプションを表示する [CPU/GPU Concurrency] 設定ペインが右側に開きます。オプションを変更するか、収集されたハードウェア・イベントのリストを変更するには、新しいカスタム解析タイプを作成します。
注
下にある [Command Line... (コマンドライン...)] ボタンを使用して、この設定のコマンドラインを生成できます。
[Start (開始)] をクリックして解析を実行します。
ビューポイント
インテル® VTune™ Amplifier は解析を実行し、[GPU Hotspots (GPU ホットスポット)] ビューポイントにデータを表示して、次のウィンドウで各種プラットフォーム・データを提供します。
[Platform (プラットフォーム)] ウィンドウは、ソフトウェア・キューの GPU 使用、CPU 時間使用、OpenCL* カーネルデータ、メモリー帯域幅、および CPU 周波数として経過時間を表示します。
[Graphics (グラフィックス)] ウィンドウは、スレッドごとの CPU と GPU 使用データを表示します。
[Summary (サマリー)] ウィンドウには、アプリケーションが CPU と GPU をどのように使用しているか高度な統計情報が示され、アプリケーションが GPU 依存であるかどうか理解するのに役立ちます。
次にすることは?
CPU/GPU 並行性解析結果を調査して、アプリケーションが GPU 依存であることが判明したら、GPU の詳細を解析するため GPU ホットスポット解析を行います。