インターフェイスとスレッドレイヤーを動的に選択

インターフェイス・レイヤーの設定

ランタイムにインターフェイス・レイヤーを設定するには、mkl_set_interface_layer 関数または MKL_INTERFACE_LAYER 環境変数を使用します。

利用可能なインターフェイス・レイヤーは、システムのアーキテクチャーに依存します。

インテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムでは、LP64 および ILP64 インターフェイスが利用できます。次の表は、各インターフェイス・レイヤーの設定に使用する値を示しています。

mkl_set_interface_layer 関数が呼び出されると、MKL_INTERFACE_LAYER 環境変数は無視されます。

スレッドレイヤーの設定

実行時にスレッドレイヤーを設定するには、mkl_set_threading_layer 関数または MKL_THREADING_LAYER 環境変数を使用します。次の表には、使用可能なスレッドレイヤーと、各レイヤーに設定される値を示します。

mkl_set_threading_layer 関数が呼び出されると、MKL_THREADING_LAYER 環境変数は無視されます。

エラー処理と進捗情報ルーチンの置き換え

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のエラー処理ルーチン xerbla または進行状況情報ルーチン mkl_progress は、独自関数に置き換えることができます。SDL を使用している場合、xerbla または mkl_progress を置き換えるには、それぞれ mkl_set_xerbla 関数と mkl_set_progress 関数を呼び出します。