インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

タイムライン表示の管理

インテル® VTune™ Amplifier の [Timeline (タイムライン)] ペインでのフィルター処理、ソート、およびグループ化のメカニズムを調査します。

[Timeline] ペインでは、次の操作を行うことができます。

説明

項目

プログラムユニットでデータをグループ化

グループレベルを選択するには、タイムラインのグループ化メニューを使用します。

グループ化レベルは解析タイプに依存します。選択したグループ化は、[Timeline] ペインで示されるメトリックに影響します。選択したグループ化でサポートされていないメトリックは [Timeline] 表示に表示されず、それに応じて凡例が更新されます。

データのソート

[threads/cores/CPUs (スレッド/コア/CPU)] (解析タイプによって異なります) リストを右クリックし、[Sort By (ソート)] コンテキスト・メニューからソートタイプを選択します。

  • [Row Start Time (行の開始時間)] は、スレッドの生成時間で行をソートします。

  • [Row Label (行ラベル)] は、アルファベット順に行をソートします。

  • <Metric> は、選択したビューポイントで収集されたパフォーマンス・メトリック (CPU 時間、ハードウェア・イベント数など) で行をソートします。

  • [Ascending (昇順)] は、選択した 1 つのカテゴリーで昇順にプログラムユニットをソートします。

  • [Descending (降順)] は、選択した 1 つのカテゴリーで降順にプログラムユニットをソートします。

行の配置変更

行をドラッグアンドドロップします。隣接する複数の行を選択する場合は、SHIFT キーを押しながら選択します。隣接していない複数の行を選択する場合は、CTRL キーを押しながら選択します。

データのフィルター処理

対象とするプログラムユニットを選択して右クリックし、コンテキスト・メニューから選択した項目で表示をフィルター処理 (In/Out) します。デフォルトの表示に戻るには、[Remove All Filters (すべてのフィルターを削除)] オプションを選択します。

グラフの特定部分を拡大

  1. ドラッグアンドドロップして範囲を選択します。

  2. 右クリックしてコンテキスト・メニューから [Zoom In on Selection (選択を拡大)] を選択します。

タイムラインを 1 つ前の状態に戻すには、右クリックして [Undo Previous Zoom (ズームを元に戻す)] を選択します。タイムライン全体を表示するようにリセットするには (例えば、ズーム操作を複数回行った後など)、右クリックしてコンテキスト・メニューから [Reset Zoom (ズームをリセット)] を選択するか、タイムライン・ツールバーの [Reset Zoom] ボタンをクリックします。

タイムラインの拡大/縮小

タイムライン・ツールバーの [Zoom In (拡大)]/ [Zoom Out (縮小)] ボタンをクリックします。

行の高さ変更

右クリックして、[Timeline] コンテキスト・メニューから [Change Band Height (行の高さを変更)] を選択し必要なモードにします。

  • [Super Tiny (最小)] モードは、すべての利用可能な行 (プロセスやスレッドなどのプログラムユニット) をタイムライン領域に表示し、メトリックデータを描画します。このモードは、特に複数のプロセスやスレッドによる結果をすべて、スクロールバーを使用することなくコンパクトな方法で (バードビュー) 表示するのに適しています。ハイエンドの並列アプリケーションで典型的な大量のデータを閲覧する際に、アプリケーションのフェーズと、ズームやフィルター処理を適用すべき場所を容易に見つけることができます。

    画素に収まらない行がある場合、複数の行が画素を共有して、最大値が表示されます。チャートのオブジェクトにマウスをホバーすると、画素に割り当てられている個々の行が表示されます。ウィンドウのサイズを変更すると、[Timeline] 表示は再描画され、画素は再び共有されます。

    データが存在する場合、アクティブな範囲が色付けされます。画素に関連付けられるデータが多いと、描画に使用される色数は増えます。データが存在しない場合は、黒の背景色で示されます。

    階層構造のデータでは、[Super Tiny] モードは上位レベルに集約された最後の階層のデータをタイムラインに表示します。例えば、[Process/Thread (プロセス/スレッド)] のグループ化では、プロセスによって集約されたスレッドデータが表示されます。チャートの要素にマウスをホバーすると、階層の完全なリストが表示されます。

    [Super Tiny] 表示モードは、HPC パフォーマンス特性ビューポイントでのみ利用できます。

  • [Normal (標準)] モードは通常の行の高さを設定します (およそ 16-18 ピクセル)。このモードは、チャート、時間マーカー、行の識別 (スレッド)、および遷移を表示します。行は並べ替えできます。

  • [Rich (最大)] モードは最大の行の高さを設定します (およそ 35-50 ピクセル)。このモードは、チャート、入れ子になったタスクのチャート、時間マーカー、行の識別 (スレッド)、および遷移を表示します。行は並べ替えでき、その高さは手動で調整することができます。

時間スケールの測定ユニットの変更

右クリックして、[Show Time Scale As (ユニットを指定して時間スケールを表示)] コンテキスト・メニューを選択し、次の値を選択します。

  • Elapsed Time (経過時間) (デフォルト)

  • OS Timestamp (OS タイムスタンプ)

  • CPU Timestamp (CPU タイムスタンプ)

ソース表示を開く

注目する遷移や待機をダブルクリックします。インテル® VTune™ Amplifier は、[Source (ソース)] または [Assembly (アセンブリー)] (シンボル情報がない場合) ペインを開き、対応する待機/シグナル呼び出し位置をハイライト表示します。

ほかのペインとセクションを同期

注目するスレッド/モジュールを選択します。インテル® VTune™ Amplifier は、[Bottom-up (ボトムアップ)] または [Top-down Tree (トップダウン・ツリー)] ペインで選択された項目に対応するプログラムユニット (関数など) を自動的にハイライト表示します。

関連情報