このウィンドウへアクセスするには、次の操作を行います。 [プラットフォーム電力解析] ビューポイントを選択し、結果タブの [ウェイクロック] サブタブをクリックします。[ウェイクロック] ウィンドウは、Android* ターゲットシステムのプラットフォーム電力解析にのみ利用できます。
[ウェイクロック] ウィンドウを使用して以下を行います。
- ロックの期間とロック/アンロックの理由を表示します。
- カーネルまたはシステムのウェイクロックを確認して、時間経過とともにどのように変化するか理解します。
- ロックを引き起こすアプリケーションを特定し、ユーザーのロックプロセス、またはユーザーのウェイクロック・タグを理解します。
- ユーザーとアプリケーションのウェイクロックの変化を時系列で解析します。
注
[プラットフォーム電力解析] ビューポイントは、電力解析の一部として利用できます。インテル® SoC Watch で電力解析データを収集する機能は、Android*、Windows*、および Linux* デバイスで利用可能です。インテル® SoC Watch の結果をインポートして表示する機能は、すべてのバージョンのインテル® VTune™ プロファイラーでサポートされます。
[ウェイクロック] ペイン
[ウェイクロック] ペインには、選択したグループに対応してユーザー/アプリケーション、またはカーネルのウェイクロック・オブジェクトの一覧が表示されます。グループ化の選択を変更して、カーネルまたはアプリケーション/ユーザーのウェイクロックおよび、ロック/アンロックを引き起こすプロセスのデータを表示します。次のグループ化レベル、およびこれらのグループ化レベルの組み合わせは、[グループ化] ドロップダウン・メニューから使用できます。
- カーネル・ウェイクロック
- ロックするプロセス
- アプリケーション名
- ロックするユーザープロセス
- ユーザー・ウェイクロック・タグ
グリッドは、それぞれのオブジェクトのサンプルカウントを表示します。データカラムの展開 
/ 折りたたみ 
ボタンをクリックしてカラムを展開し、各デバイスの異なるウェイクロック・オブジェクトを表示します。デフォルトでは、表は [カーネル・ウェイクロック/ロックするプロセス/ロックするスレッド] グループで昇順にソートされ、ロック持続時間の合計が最も大きいオブジェクトが一番上に表示されます。データセルを右クリックして、[データを表示] オプションで代替単位を選択して表示する単位を変更できます。
カーネル・ウェイクロックでは次のカラムが使用できます。
合計ロック期間 |
ロック期間 (秒単位) |
カーネル・ウェイクロック・カウント |
カーネル・ウェイクロックが発生した回数。 |
ロックの理由によるウェイクロックのロックカウント |
次の理由によるウェイクロック数: プロセス、既存のロック、不明。収集を開始した時点で、既存のロックがすでに開始されていました。 |
アンロックの理由によるウェイクアンロックのカウント |
次の理由によるウェイクアンロック数: プロセス、タイムアウト、上書き、不明。不明なウェイクロックのアンロックの理由は、収集が終了した後もウェイクロックが継続された可能性を示します。 |
ロック PID |
ウェイクロックを引き起こしたプロセスの識別子。 |
ロック TID |
ウェイクロックを引き起こしたスレッドの識別子。 |
次の例は、PowerManagerService.Wakelocks カーネル・ウェイクロックは、収集開始時にはすでに開始されており、収集が終了した後も続行されます。
アプリケーション/ユーザーのウェイクロックは、カーネル・ウェイクロックのようなウェイクロック名ではなく APK 名の情報を提供します。次の例は、アプリケーション/ユーザーのウェイクロックで使用できます。
合計ロック期間 |
ロック期間 (秒単位) |
ユーザー・ウェイクロック・カウント |
ユーザー・ウェイクロックが発生した回数。 |
ユーザー・ウェイクロック・オプション |
ウェイクロックのタイプ。 |
ユーザー UID |
ウェイクロックやアンロックを引き起こしたアプリケーションの識別子。 |
ユーザーによるアンロック/ロックの PID |
ウェイクロックやアンロックを引き起こしたアプリケーションの識別子。 |
次の例では、2 つのウェイクロックが、com.intel.wakelockapp APK で発生しました。
[タイムライン] ペイン
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ツールバー: | ナビゲーション制御を使用して注目するエリアにズームイン/アウトできます。タイムラインの制御の詳細については、タイムラインビューの管理をご覧ください。 |
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凡例 (レジェンド) | タイムライン上に表示されるデータのタイプ。対応するチェックボックスを [選択/選択解除] することで、タイムライン上に表示される任意のタイプのデータをフィルターイン/アウトします。例えば、アプリケーション/ユーザーのウェイクロック・データにのみ注目し、アプリケーション/ユーザーのウェイクロック・データを拡大表示するため、カーネルのウェイクロックのタイムラインを削除したいことがあります。 |
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アプリケーション名 | それぞれのアプリケーション APK のウェイクロックの持続期間をグラフで表示します。 |
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ウェイクロック | 収集時間全体のカーネル・ウェイクロック期間をグラフで表示します。 |
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ウェイクロックの詳細 | アプリケーションのタイムラインにカードルを移動すると、ウェイクロックの種類、開始時間、持続時間、ロックとロックを解除するプロセス名、およびアプリケーション名を示すポップアップが表示されます。 カーネル・ウェイクロックのタイムラインにカードルを移動すると、ウェイクロックの種類、開始時間、持続時間、ロックとロックを解除する原因、およびロックするプロセス示すポップアップが表示されます。 タイムラインをズームすると、ウェイクロックが開始された正確な時間と解放された時間が表示されます。ウェイクロックが別のウェイクロックの前に開始され、オーバーラップを引き起こす可能性があります。  |
特定のウィンドウのタイムラインで行われたフィルター処理は、そのビューポイントのほかのウィンドウすべてに適用されます。これは、あるタブで問題を特定し、その問題が別のタブのメトリックにどのように影響するか確認する場合に便利です。タイムラインの制御の詳細については、[タイムライン] ビューの管理をご覧ください。