DLL を使用

必要なすべての DLL は実行時にすべてのノードで利用できる必要があるため、クラスターの各ノードにインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) をインストールする必要があります。Microsoft が提供するリモート・インストール・サービス (RIS) を使用して、クラスターを構成するノードにライブラリーをリモートでインストールできます。DLL を利用できるようにする最善の方法は、PATH 環境変数でこれらのライブラリーを指定することです。PATH 環境変数の値を設定する方法については、クラスターで環境変数を設定を参照してください。

<mkl directory>\redist\intel64 ディレクトリー内の ScaLAPACK DLL は、MPI ディスパッチ・メカニズムを使用します。MPI ディスパッチは、MKL_BLACS_MPI 環境変数をベースにします。BLACS DLL は、必要な MPI ライブラリーを選択するため MKL_BLACS_MPI を使用します。以下の表に、変数で可能な値を示します。

コメント

INTELMPI

デフォルト値。メッセージパッシングにインテル® MPI を使用

MSMPI

メッセージパッシングに Microsoft MPI を使用

CUSTOM

カスタム MPI でビルドされたインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) の MPI ラッパーは、メッセージパッシングに使用されます。

デフォルト以外の MPI を使用する場合、すべてのノードの MKL_BLACS_MPI に適切な同じ値を割り当てます。

製品および性能に関する情報

性能は、使用状況、構成、およびその他の要因によって異なります。詳細については、www.Intel.com/PerformanceIndex (英語) をご覧ください。

改訂 #20201201

関連情報