コンパイラー・ランタイム・ライブラリーとのリンク

他のライブラリーを静的にリンクする場合でも、libiomp5 または tbb ライブラリーを動的にリンクします。

libiomp5 に静的にリンクすると、動作環境やアプリケーションが複雑になるほど、ライブラリーの冗長なコピーが含まれる可能性が高くなるため、問題が発生する可能性があります。これにより、パフォーマンス上の問題 (スレッドのオーバーサブスクリプション) が発生し、結果が不正確になる可能性があります。

libiomp5 または tbb を動的にリンクするには、PATH 環境変数が正しく定義されていることを確認してください。

/MT コンパイラー・オプションを使用すると、スレッド化されたインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) を使用したアプリケーションのパフォーマンスが向上する場合があります。コンパイラー・ドライバーはオプションをリンカーに渡し、リンカーはマルチスレッド (MT) 静的ランタイム・ライブラリーをロードします。

ただし、エラーレポートに errno 変数を使用するベクトル数学 (VM) アプリケーションをリンクするには、リンク デルに応じたオプションを使用してコードをコンパイルおよびリンクします。

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