カスタム共有オブジェクトを使用すると、インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) ライブラリーで利用可能な関数のコレクションを、特定の問題を解くために必要な関数だけに減らすことができるため、ディスク領域を節約できます。また、配布用に独自の動的ライブラリーをビルドできます。
インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のカスタム共有オブジェクト・ビルダーを使用すると、選択した関数を含む動的リンク共有ライブラリー (共有オブジェクト) を作成できます。ビルダーは、share/mkl/tools/builder ディレクトリーにあります。ビルダーには、makefile と定義ファイル (関数のリスト) が含まれています。
インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) の静的ライブラリーのオブジェクトは位置独立コード (PIC) であり、静的ライブラリーでは一般的ではありません。カスタム共有オブジェクト・ビルダーは、静的ライブラリーのオブジェクト・ファイルを使用して、インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) 関数のサブセットから共有オブジェクトを作成できます。