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バイナリー/シンボル検索とソース検索の場所

スタンドアロン GUI を使用する場合、次の操作を行います。

バイナリー/シンボル検索の場所

インテル® Advisor は、デフォルトの場所と、[Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] タブで指定された場所 (指定されている場合) でバイナリーファイルとシンボルファイルを検索します。

以下に検索する順番と場所を示します。一部のディレクトリー検索は、指定されたディレクトリーとサブディレクトリーを調査します。その他のディレクトリー検索ではサブディレクトリーを検索しません。

Windows* システムでの検索の順番は次のようになります。

  1. [Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] タブで指定されたディレクトリーとサブディレクトリー (タブで有効にされている場合) からバイナリーとシンボルファイルを検索します。
  2. ライブラリーなど、検出されたバイナリーファイルに関連 (対応) するディレクトリーの近辺でシンボルを検索します。
    • 対応するバイナリーファイルのディレクトリーで対応する名前を検索します。
    • 対応するバイナリーファイルのディレクトリーで関連する名前を検索します。例えば、app.dll に対しファイル app_x86.pdb が存在する場合、ファイル app.pdb も検索されます。
  3. シンボルファイルは、[Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] タブで指定されたシンボルサーバーのパス (srv*C:\localsymbols*http://msdl.microsoft.com/download/symbols) および/または Visual Studio* の [ツール] > [オプション] > [デバッグ] > [シンボル] で設定される場所で検索されます。

  4. 標準 Windows* システム・ディレクトリーのバイナリーファイルを検索します。
    • %SYSTEMROOT%\system32\drivers (サブディレクトリーは検索されません)
  5. 標準 Windows* システム・ディレクトリーのシンボルファイルを検索します。
    • _NT_SYMBOL_PATH 環境変数で指定されるすべてのディレクトリー (サブディレクトリーは検索されません)
    • srv*%SYSTEMROOT%\symbols (シンボル・ダウンストリームまたはキャッシュパス)
    • %SYSTEMROOT%\symbols\dll (サブディレクトリーは検索されません)

Linux* システムでの検索の順番は次のようになります。

  1. [Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] タブで指定されたディレクトリーとサブディレクトリー (タブで有効にされている場合) からバイナリーとシンボルファイルを検索します。
  2. 絶対パス名で指定された収集済みの結果のディレクトリーでソースファイルを検索します。ファイル名 vmlinux が存在する場合、次のディレクトリーを検索します。
    • /usr/lib/debug/lib/modules/`uname -r`/vmlinux
    • /boot/vmlinuz-`uname -r`
  3. ライブラリーなど、検出されたバイナリーファイルに関連 (対応) するディレクトリーの近辺でシンボルを検索します。
    • 対応するバイナリーファイルのディレクトリーで対応する名前を検索します。
    • 対応するバイナリーファイルのディレクトリーで関連する名前を検索します。例えば、app.dll に対しファイル app_x86.pdb が存在する場合、ファイル app.pdb も検索されます。
    • .debug サブディレクトリーを検索します。
  4. 標準 Linux* システム・ディレクトリーのバイナリーファイルを検索します。
    • /lib/modules (サブディレクトリーは検索されません)
    • /lib/modules/`uname -r`/kernel (サブディレクトリーは検索されません)
  5. 標準 Linux* システム・ディレクトリーのシンボルファイルを検索します。
    • usr/lib/debug (サブディレクトリーは検索されません)
    • /usr/lib/debug/usr/bin/ls.debug など、対応するバイナリーファイルへのパスが追加された /usr/lib/debug

[Source Search (ソース検索)] タブの場所

[Source Search (ソース検索)] タブで指定される場所に加えて、制限されたデフォルトのソース位置のセットが使用されます。

インテル® Advisor GUI を使用する場合、インテル® Advisor ツールがアプリケーションのアノテーションを検出できるように、[Source Search (ソース検索)] タブに 1 つ以上の場所を指定する必要があります。

以下に検索する順番と場所を示します。一部のディレクトリー検索は、指定されたディレクトリーとサブディレクトリーを調査します。その他のディレクトリー検索ではサブディレクトリーを検索しません。

  1. [Source Search (ソース検索)] タブで指定されたディレクトリーにあるソースファイルを検索します。インテル® Advisor では、これらのディレクトリーのサブディレクトリーを検索するかどうか指示できます。
  2. 絶対パス名で指定された収集済みの結果のディレクトリーでソースファイルを検索します。
  3. Linux* システム: 標準 Linux* でソースファイルを検索します (サブディレクトリーは検索しません)。
    • /usr/src
    • /usr/src/linux-headers-`uname -r`

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