TBBROOT 環境変数を定義する

インテル® Advisor のサンプルのインテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) プロジェクト (_tbb) をビルドするには、TBBROOT 環境変数が定義されました。

この環境変数を定義するには次の操作を行います。

Linux* :

  1. [コマンドライン] ウィンドウを開きます。

  2. export コマンドを使用して、TBBROOT 環境変数を設定します。 export TBBROOT=<-install-dir>デフォルトでは、<-install-dir> は以下にあります。

    • root ユーザー:

      /opt/intel/
    • 一般ユーザー:

      $HOME/intel/

    例えば、oneTBB をインテル® oneAPI ベース・ツールキットの一部としてインストールした場合、<tbb-install-dir>/opt/intel/inteloneapi/tbb/<バージョン> となります。

  3. 現在のシステムで常にこの変数を設定するには、.login または同等のシェル初期化ファイルにこの定義を追加します。

Windows*:

  1. [コントロール・パネル] を開きます: [コントロールパネル] > [システム] > [システムの詳細設定] > [詳細設定] > [環境変数]

  2. 既存のTBBROOTユーザーまたはシステム環境変数定義を探します。すでに存在しビルドエラーが発生する場合は、値を確認します。[Cancel (キャンセル)] または [OK] をクリックしてダイアログボックスを終了します。

  3. [System variables (システム変数)] または [User variables (ユーザー変数)] に定義されていない場合、[New (新規)] をクリックします。

  4. [Variable name (変数名)] TBBROOT に指定します。

  5. [Variable value (変数値)]をインストール済みのインテル® oneAPI ベース・ツールキットへのパス (\tbb ディレクトリーを含む) を指定します。

    インテル® oneAPI ベース・ツールキットの一部として製品をインストールした場合、デフォルトではファイルはC:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\ 以下にあります。例: C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\tbb\<version>

  6. [OK] を数回クリックします。

  7. 変更を有効にするには、次の操作を行います。

    • Visual Studio* では、Visual Studio* を閉じて、再度開きます。

    • コマンドラインでは、コマンドウィンドウを閉じて、再度開きます。

    状況によっては、変更を適用するため一度ログオフして、再度ログオンする必要があります。

  8. 必要に応じて、コマンドライン・ウィンドウで定義を確認するため、set TBBROOT と入力します。

これで、TBBROOT 環境変数が定義されました。

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