ノードのプロパティーを修正

グラフにノードを追加してノードをエッジに接続したら、ノードを調査して、グラフを流れるデータが適切なタイプであることを確認します。一部のデータ型は、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) のフローグラフのノード自体、またはグラフが表すロジックによって決まります。データはノードとエッジを流れ、ポートに接続されており、データタイプはポートレベルで管理されます。ほとんどのポートのデフォルトのノード・データ・タイプは int であり、このタイプを期待するノードは continue_msg です。

ノードのプロパティーを変更するには以下の操作を行います。

  1. ノードを選択します。

  2. [Node] タブの [Port Information] ペインで、ポートタイプを選択しフィールドを編集して、ポートの [Data Type] を変更します。


    ポートのデータタイプを変更

    join_node などの特定ノードでは、変更可能なのは入力ポートのデータタイプのみであり、入力ポートのデータタイプを変更すると出力データタイプは自動的に変更されます。


    特定データタイプのポート情報を変更
  3. キャンバスのノードを選択して、[Node] タブにプロパティーを表示します。この [properties] ペインには、特定ノードタイプのすべてのプロパティーが表示されます。選択したノードタイプに設定されていないプロパティーは濃い色で表示されます。次の図では、join_node[Description] プロパティーが設定されていないことが分かります。


    ノード [properties] タブ

    ノードの一部のプロパティーは自動的に設定され、ノードタイプに関連付けられます。このようなプロパティーは編集に使用できず、[Node Properties] タブにはこの規則が適用されます。例えば、[Node Type] は変更できませんが、[Node Weight][Node Name] は編集できます。

    • [Node Weight] はノードの計算の複雑度を示すプレースホルダーです。この数値が大きいほど、ノードはグラフ内の他のノードに対して計算が集中することを意味します。この値は C++ コード・ジェネレーターでも使用され、各ノードに対して生成される本体にビジーループが作成されます。詳細は、C++ スタブの生成を参照してください。
    • [Node Name] は、新しいノードに自動的に割り当てられる一意な名前ですが、分かり易い名前に変更することもできます。この名前は、 C++ コード・ジェネレーターがノードに対して生成するオブジェクトの変数名です。