精度レベル
中
有効となる解析
サーベイ + トリップカウント (特性化)
注:
追加データを収集すると、レポートの作成時間が長くなる可能性がります。データ収集、結果サイズ、および実行オーバーヘッドを最小化するには、さまざまな手法があります。解析のオーバーヘッドを最小化を確認します。結果の解釈
精度レベル中でトリップカウント収集を有効にして、ベクトル化とコードの調査パースペクティブを実行すると、インテル® Advisor はループが呼び出され、実行される回数を動的に収集して、基本ベクトル化レポートにトリップ・カウント・データを拡張します。トリップ・カウント・データを基に並列処理の粒度を詳しく解析して、ベクトル効率と機能を調整します。
デフォルトでは、[Trip Counts (トリップカウント)] カラムには [Average (平均)] と [Call Count (呼び出し回数)] メトリックのみが表示されます。最適化の候補を見つけるには以下を調査します。
- 小さなトリップカウントのループ、およびトリップカウントがベクトル長の倍数ではないループを検出
- [Call Count (呼び出しカウント)] カラムの値が高いと、選択されたループの呼び出しチェーンに高いトリップカウントを持つ外部ループがあることを意味します。
- ループのトリップカウント値が小さい場合、外部ループがベクトル化やスレッド化の候補となります。
ループを最適化するには、ループ/関数に関連するインテル® Advisor の [Recommendations (推奨事項)] で示される指示に従ってください。例えば、推奨されるプラグマやディレクティブを利用して、ループのトリップカウント情報をコンパイラーに知らせます。
次のステップ
さらく詳しく調査するため、ベクトル化とコードの調査パースペクティブを精度レベル高に設定したり、さまざまな設定で実行します。