custom-config

追加のモデル化パラメーターを含むカスタム TOML 構成ファイルの絶対パス、または名前を指定します。

GUI オプション

[Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] > [Analysis Target (解析ターゲット)] > [Performance Modeling (パフォーマンスのモデル化)] > [Custom Device Configuration (カスタムデバイス設定)]

構文

--custom-config=<path>

引数

<path> はカスタム TOML 設定ファイルのパス/名前です。

影響するアクション

collect=projection

collect=offload

使用法

設定ファイル名を指定すると、最初に設定ディレクトリーが検索され、次に現在のディレクトリーが検索されます。利用可能なモデル化パラメーターの詳細については、高度なモデル化の設定を参照してください。

このオプションを複数個指定して、パフォーマンスのモデル化向けに複数のカスタム設定ファイルを作成できます。例えば、オフロードのモデル化 HTML レポートから生成された scalers.toml ファイルと、追加のパラメーターを含む手動で作成された設定ファイルも用意できます。

--collect=offload とともに使用すると、カスタム設定ファイルはトリップカウント解析のステップでメモリー構造の記述がチェックされます。この記述は、キャッシュ・シミュレーション向けのキャッシュ構成を生成するために使用されます。複数の構成を指定すると、インテル® Advisor はトリップカウントのメモリー構造パラメーターを含む最後の構成のみを使用し、他のファイルは無視します。例えば、config でターゲットデバイス構成を指定し、custom-config で追加パラメーターを指定する場合、インテル® Advisor はトリップカウント解析にターゲットデバイス構成のみを適用してカスタム構成は無視しますが、パフォーマンスのモデル化では両方のファイルを使用します。

target-deviceconfig、および cache-config オプションは、custom-config で指定されるメモリー構造パラメーターよりも優先されます。

  1. TOML 設定ファイルを作成して追加パラメーターを指定します。

  2. サーベイ解析を実行します。

  3. 特性化ステージのトリップカウント & FLOP 解析を実行します。

  4. カスタム myConfig.toml ファイルを使用して、ターゲットデバイスでアプリケーションのパフォーマンスをモデル化します。

advisor --collect=survey --static-instruction-mix --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
advisor --collect=tripcounts --flop --enable-data-transfer-analysis --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
advisor --collect=projection --custom-config=./myConfig.toml --project-dir=./advi_results

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