タスクと並列サイトをマークするため、プログラムにアノテーションを追加します。アノテーションは、単一行のマクロまたは関数呼び出しであり、プログラムの動作に影響しません。
並列実行のためプログラムを変更する前に、プログラムのタスク構造に関する検討中のアイディアをアノテーションを使用してマークすることができます。アノテーションは、インテル® Advisor のスータビリティーと依存関係ツールで使用されます。
並列サイトとタスクの場所を決定したら、ソースコードにアノテーションを追加します。
インテル® Advisor のアノテーションは、簡単に追加できます。
Microsoft* Visual Studio* コードエディターを使用する場合、アノテーション・ウィザードを使用できます。
[Survey Report (サーベイ・レポート)] ウィンドウ、[Survey Source (サーベイソース)] ウィンドウ、または [No Data (データなし)] メッセージでは、アノテーション・アシスタントを使用して、任意のエディターにアノテーション・コードとビルド設定の例をコピーできます。
一連の関連トピックでは、コード例を用いてこれらのアノテーションの使い方を示します。
並列実行に適したコード領域を調査するためインテル® Advisor を使用すると、可能性のない領域も明らかになりますそのサイト (またはタスク) を選択しなかった理由をコメントで記しておくと、後に役立つかもしれません。例えば、次の C/C++ コードについて考えてみます。
...// 2014 年 6 月に次の関数呼び出しを並列タスクとして調査しましたが、 // 適切ではありませんでした。並列パフォーマンスを改善し、// データ競合を解決するため、コードを書き直す必要があります。// // ANNOTATE_TASK_BEGIN(func1); ...