スータビリティー・レポートのモデル化パラメーターを選択

モデル化パラメーターの最上部には、ドロップダウン・リストが用意されており、ターゲットシステムのハードウェア設定と高レベルの並列フレームワークを定義できます。これらの値により、選択した並列サイトのパフォーマンス特性を予測できます。

• [Target System (ターゲットシステム)] で解析するハードウェアのタイプを選択します: [CPU]、[Intel Xeon Phi (インテル® Xeon Phi)]、または [Offload to Intel Xeon Phi (インテル® Xeon Phi™ へオフロード)]。最後の 2 つはインテル® Xeon Phi™ プロセッサー・システムに適用されます。

• [Threading Model (スレッド化モデル)] で、OpenMP*、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) などを使用する高レベルの並列フレームワークを選択します。

• [CPU 数] でモデル化する CPU 数を指定します。デフォルトの CPU 数を指定するには、オプション値を設定します。

• [ターゲットシステム] に [インテル® Xeon Phi™] または [インテル® Xeon Phi™ へオフロード] を選択した場合、[コプロセッサー・スレッド] でインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーのスレッド数を選択します。

これらのモデル化パラメーターを変更すると、自動的に予測パフォーマンスが更新されます。必要に応じて繰り返します。

ターゲット・アプリケーションが複数の並列サイトを含む場合、調査する並列サイトを選択します。異なる並列サイトを選択すると、そのサイトの予測パフォーマンスが自動的に更新されます。必要に応じてそれぞれのサイトで繰り返します。

[Loop Iterations (Tasks) Modeling (ループ反復 (タスク) のモデル化)] または [Tasks Modeling (タスクのモデル化)] 領域には、選択した並列サイトの反復数と持続時間の変更による予測パフォーマンスへの影響が表示されます (表示されるラベルは、検出されたアノテーション - 反復ループまたはタスク - に依存します)。例えば、入れ子のループ構造を変更したり、ループ本体のコードを変更したり、反復数を変更した場合の影響を確認したいこともあるでしょう。[Avg (平均) をスライドした後。Number of Iterations (Tasks) (反復数 (タスク)):] または [Avg (平均)Number of Tasks (タスク数):] および [Avg (平均)Duration (続時間)] 値のスライドを調整し、[Apply (適用)] ボタンをクリックして予測パフォーマンスを更新します。必要に応じて繰り返します。

[Runtime Modeling (ランタイムのモデル化)] 領域では、選択した並列サイトに並列処理を追加した後、並列オーバーヘッドの最小化や並列コードのチューニングを実現する並列フレームワーク機能の使用を含むランタイムの並列特性の調整による影響を確認できます。

ランタイム・パフォーマンスを確認して変更することに同意する場合、その変更タイプの左にあるチェックボックスをオンします。例えば、インテル® VTune™ プロファイラーのようなツールを使用して実際の並列コードのパフォーマンス特性を調査してチューニングし、タスクのチャンク化などの並列オーバーヘッドを制限する高レベルの並列フレームワークのランタイム機能を実装します。異なる変更タイプをオンまたはオフにすると、自動的に予測パフォーマンスが更新されます。必要に応じて繰り返します。

[Target System (ターゲットシステム)] で [Intel Xeon Phi (インテル® Xeon Phi™)] または [Offload to Intel Xeon Phi (インテル® Xeon Phi™ へオフロード)] を選択した場合、[Runtime Modeling (ランタイムのモデル化)] の下に [Intel Xeon Phi Advanced Modeling (インテル® Xeon Phi™ 製品向けの高度なモデル化)] オプションが表示されます (「高度なモデル化」を参照)。