システム全体の解析または、カスタム解析のどちらかを使用して、IRQ Ftrace* イベントをモニターするため収集を設定する場合、インテル® VTune™ Amplifier は IRQ 内でのコードのパフォーマンスを解析し、デフォルトのハードウェア・イベント・ビューポイントに割り込みの統計を表示します。収集された割り込みデータを解析するには、次の手順に従います。
最もクリティカルな割り込みハンドラーを特定
次のセクションで総合的な割り込みハンドラーの統計を提供する、[Summary (サマリー)] ウィンドウから解析を始めます。
[Top Interrupt Handlers (上位の割り込みハンドラー)] には、割り込み時間でソートされた最もアクティブな割り込みハンドラーが表示されます。
リスト中の割り込みハンドラーをクリックすると、[Interrupt/Interrupt Duration Type/Function/Call Stack (割り込み/割り込み期間タイプ/関数/コールスタック)] レベルでグループ化されたグリッド表示が開きます。
[Interrupt Duration Histogram (割り込み期間ヒストグラム)] には、インテル® VTune™ Amplifier によって定義された持続時間タイプごとの割り込みハンドラー・インスタンスの分布が表示されます。低速のインスタンスが多いと、パフォーマンスのボトルネックとなる可能性があります。異なる割り込みハンドラーのデータを表示するには、ドロップダウン・メニューを使用します。
[Summary] ウィンドウで低速の割り込みを特定したら、[Interrupt/.. (割り込み/..)] レベルでソートされたグリッド表示に切り替えてこの割り込みの場所を見つけ、階層構造を展開して割り込みが発生している関数を表示して、関数をダブルクリックして [Source (ソース)] 表示でソースコードを調査します。
タイムラインで低速の割り込みを解析
[Platform (プラットフォーム)] タブに切り替えて、コードが実行されている間の CPU 使用率、GPU 使用および消費電力を解析し、このデータを低速の割り込みが発生した時間フレームに関連付けます。時間フレーム上で [Slow Interrupts (低速の割り込み)] マーカーを有効にして、低速の割り込みと時間フレームを選択し、選択した領域にズームインして詳細を解析します。
