インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

検索の順序

バイナリー/シンボル/ソースファイルを検索する際に、インテル® VTune™ Amplifier は次の順に検索します。

  1. ディレクトリー <result dir>\all <result dir>/all (再帰的)。

  2. インテル® VTune™ Amplifier の [Source Search (ソース検索)][Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] ダイアログボックスで、追加の検索ディレクトリーを指定します。

  3. ローカルでの収集には絶対パスを指定します。

    リモート収集では、インテル® VTune™ Amplifier はリモートシステムからコピーされたモジュールのキャッシュ・ディレクトリーを検索するか、絶対パスを使用してリモートシステムからモジュールを取得することを試みます。

    別のマシンからコピーされた解析結果には、結果のファイナライズに必要なすべてのソース、シンボル、バイナリーファイルがコピーされていなければなりません。

    • バイナリーのパスは、結果データファイルで参照されます。

    • シンボルファイルのパスは、バイナリーファイルで参照されています。

    • ソースファイルのパスは、シンボルファイルで参照されています。

    vmlinux ファイルを見つけるため、インテル® VTune™ Amplifier は以下のディレクトリーを検索します。

    • /usr/lib/debug/lib/modules/`uname -r`/vmlinux

    • /boot/vmlinuz-`uname -r`

  4. バイナリーファイルの周辺を検索します。

    1. 対応するバイナリーファイルのディレクトリーを検索します。

    2. 対応するバイナリーファイルのディレクトリーを検索し、最初の拡張子を持つファイル名を変更します (例えば、app.dll+app_x86.pdb->app.pdb)。

    3. 対応するバイナリーファイルのディレクトリーの .debugサブディレクトリーを検索します。

  5. Microsoft* Visual Studio* 検索ディレクトリー。すべてのディレクトリーは非再帰的と見なされます。ディレクトリーは、収集時に選択されたビルド設定とプラットフォームに固有の場合もあります。

  6. システム・ディレクトリー:

    • バイナリーファイル: %SYSTEMROOT%\system32\drivers (非再帰的)

    • シンボルファイル:

      • _NT_SYMBOL_PATH 環境変数で指定されるすべてのディレクトリー (非再帰的)。シンボルサーバーへのパスは、こことステップ 2 で指定できます。

      • srv*%SYSTEMROOT%\symbols (シンボルサーバーへのパスとして扱われる)

      • %SYSTEMROOT%\symbols\dll (非再帰的)

  7. システム・ディレクトリー:

    • バイナリーファイル: 検索するファイルが名前だけ (フルパスでない、拡張子がないなど) の場合、.ko 拡張子を次のディレクトリーを検索する前に追加します。

      1. /lib/modules (非再帰的)

      2. /lib/modules/`uname -r`/kernel (再帰的)

    • シンボルファイル:

      • /usr/lib/debug (非再帰的)

      • /usr/lib/debug と対応するバイネリーファイルへのパスを追加 (例えば、/usr/lib/debug/usr/bin/ls.debug)

    • ソースファイル:

      • /usr/src (非再帰的)

      • /usr/src/linux-headers-`uname -r` (非再帰的)

ソース表示などの処理に必要なファイルが見つからない場合、インテル® VTune™ Amplifier はそのファイルの場所の指定を求めるウィンドウを表示します。

インテル® VTune™ Amplifier は自動的に <result dir>\all <result dir>/all ディレクトリーといくつかのシステム・ディレクトリーへの再帰的な検索を適用します。プロジェクト設定で指定された追加ディレクトリーは、非再帰的に検索されます。

  1. 非再帰的なディレクトリーでは、インテル® VTune™ Amplifier はファイルのパスと指定されたディレクトリーをマージしてパスを検索します。例えば、/aaa/bbb/ccc/filename.ext \aaa\bbb\ccc\filename.ext ファイルは次のようになります。

    /specified/search/directory/aaa/bbb/ccc/filename.ext\specified\search\directory\aaa\bbb\ccc\filename.ext

    /specified/search/directory/bbb/ccc/filename.ext\specified\search\directory\bbb\ccc\filename.ext

    /specified/search/directory/ccc/filename.ext\specified\search\directory\ccc\filename.ext

    /specified/search/directory/filename.ext\specified\search\directory\filename.ext

  2. 再帰的なディレクトリーでは、インテル® VTune™ Amplifier は非再帰的なディレクトリーとして同じパスを検索し、さらに最も深いレベルまですべてのサブディレクトリーのパスを検索します。以下に例を示します。

    /specified/search/directory/subdir1/filename.ext\specified\search\directory\subdir1\filename.ext

    /specified/search/directory/subdir1/sub…subdir1/filename.ext\specified\search\directory\subdir1\sub…subdir1\filename.ext

    ...

    /specified/search/directory/subdir1/sub…subdirN/filename.ext\specified\search\directory\subdir1\sub…subdirN\filename.ext

    ...

    /specified/search/directory/subdirN/filename.ext\specified\search\directory\subdirN\filename.ext

  3. シンボル・サーバー・パス向けには、symsrv.dll が製品配布で使用されます。カスタム symsrv.dll はサポートされません。

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