インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

Android* ターゲット

リモート Android* システム上のコードのパフォーマンスを解析するには、Windows*、Linux*、または macOS* ホスト上にインストールされたインテル® VTune™ Amplifier を使用します。

製品を正しく動作させるためには、ターゲットの Android* システム上に ~25MB のディスク容量が必要です。

インテル® VTune™ Amplifier は、インテル® VTune™ Amplifier リモートコレクターと ADB 通信とともに次のモードをサポートします。

1.

インテル® VTune™ Amplifier をインストール

ホストシステム上にインテル® VTune™ Amplifier のフルパッケージをインストールします。デフォルトで、インテル® VTune™ Amplifier は最初にリモート収集を行う際に、ターゲット Android* システム上にリモートコレクターをインストールします。

インテル® VTune™ Amplifier リモートコレクターが非ルート権限のデバイスにインストールされると、インストール中にドライバーが見つからないか、不適切であるという趣旨のエラーメッセージが発生します。ユーザーモード・サンプリングとトレース収集 (基本ホットスポット) のみを実行するのであれば、このメッセージは無視できます。

2.

解析のためターゲットシステムを準備

  • Android* デバイスを解析に向けて設定します。

  • TCP/IP を介して Android* デバイスへ adb アクセスします。

  • ハードウェア・イベントベースのサンプリングと Java* 解析を行う場合、ルートモードで Android* デバイスへ adb アクセスします。

    システムの設定によっては、高度なホットスポット、全般解析、および EBS 解析タイプにルートモードのアクセスを必要としません。

  • ハードウェア・イベントベースのサンプリング解析を行うには、ターゲット Android* システム上で事前にインストールされているドライバーのバージョンと互換性があることを確認してください。

3.

リモート解析の設定と実行

  1. 解析に向けて Android* アプリケーションを準備します。

  2. 解析ターゲットとリモートシステムを指定します。

    [Analyze unplugged device (接続されていないデバイスの解析)] オプションをオンにして、ADB 接続と電源供給の影響をパフォーマンス結果から除外することができます。この場合、デバイスは USB ケーブルやネットワークから切断されると即座に収集を開始します。解析結果は、デバイスが再接続されるとホストへ転送されます。

  3. オプションで、バイナリーとソースの検索パスを指定します。

  4. 解析タイプを選択します。

    Android* プラットフォームでは、インテル® VTune™ Amplifier は、ハードウェア・イベントベースのサンプリング解析タイプと基本ホットスポット解析タイプをサポートします。その他のアルゴリズムの解析タイプはサポートされません。

  5. 解析タイプを設定します。

  6. ホストから解析を実行します。

4.

収集されたデータを表示する

収集したデータをホスト上で表示します。

Android* システム上で電力解析を行うには、インテル® SoC Watch ツールを使用します。

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