カスタムコレクターを使用する

カスタムコレクターの設定

インテル® VTune™ Amplifier は、カスタムコレクターが使用するいくつかの環境変数を設定して、データ収集と収集された結果を管理できます。

次のテンプレートは、インテル® VTune™ Amplifier とカスタムコレクターとの相互作用を示します。

Python* の例:

import os

def main():
    cmd = os.environ['AMPLXE_COLLECT_CMD']
    if cmd == "start":
        path = os.environ['AMPLXE_DATA_DIR']
        #starting collection of data to the given directory
    elif cmd == "stop":
        pass #stopping the collection and making transformation of own data to CSV if necessary

main()

Windows* CMD シェルの例:

if "%AMPLXE_COLLECT_CMD%" == "start" goto start
if "%AMPLXE_COLLECT_CMD%" == "stop" goto stop
echo Invalid command
exit 1

:start
rem Start command in non-blocking mode
start <my collector command to start the collection> “%AMPLXE_DATA_DIR%”\data_file.csv
exit 0

:stop
<my collector command to stop the collection>
exit 0

カスタムコレクターの起動

インテル® VTune™ Amplifier の GUI からカスタムコレクターを起動するには:

1. [Configure Project (プロジェクトの設定)] ツールバーボタンをクリックします。

   [Analysis Type (解析タイプ)] タブがアクティブな状態で [Choose Target and Analysis Type (ターゲットと解析タイプの選択)] ウィンドウが開きます。

2. 左のペインで、正しいターゲットシステムとターゲットタイプが選択されていることを確認してください。

3. 必要であれば、右ペインでターゲットオプションを設定します。

4. [Advanced (詳細)] セクションで、[Custom collector (カスタムコレクター)] フィールドを編集し、外部コレクターを起動するコマンドを追加します。次に例を示します。

   • Windows*: python.exe C:\work\custom_collector.py

   • Linux*: python home/my_collectors/custom_collector.py

5. [Analysis Type] タブに切り替えます。

6. 左のペインで解析タイプを選択します。例えば、[Algorithm Analysis (アルゴリズム解析)] > [Basic Hotspots (基本ホットスポット)] など。

   対応する解析設定のペインが右に開きます。

7. 必要であれば、利用可能な解析オプションを設定します。

8. インテル® VTune™ Amplifier を起動し、カスタムデータを並列に収集するには [Start (開始)] ボタンをクリックします。

   インテル® VTune™ Amplifier は次のことを行います。

   1. サスペンドモードでターゲット・アプリケーションを起動します。

   2. アタッチ (またはシステム全体) モードでカスタムコレクターを起動します。

   3. アプリケーションをアクティブモードに切り替えて、プロファイルを開始します。

   アタッチモードでカスタムコレクターを起動できない場合、不完全なデータが収集される可能性があります。

コマンドラインからカスタムコレクターを起動するには:

オプション -custom-collector=<string> を使用します。

コマンドラインの例: