インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド
適切にドライバーがインストールされ、システムがパフォーマンス・データを収集できるよう正しく設定されているか検証する、セルフチェック・スクリプトが提供されています。このスクリプトは、個別のシステムまたはクラスター環境で実行できます。
vtune-self-checker.sh スクリプトは、インテル® VTune™ プロファイラーがインストールされた Windows* もしくはLinux* システムの <install-dir>/bin64 ディレクトリーにあります。このスクリプトは、検証済みのホットスポットを持つサンプルを使用して、いくつかの典型的な解析タイプを実行します。スクリプトが完了するとログファイルが生成され、成功と失敗を検証するため診断を実行します。解析タイプは次のをカバーします。
ソフトウェア・サンプリングとトレース収集 (ユーザーモードのサンプリングのホットスポットとスレッド化)
コア・イベントベース・サンプリング収集 (ハードウェア・イベントベース・サンプリング・モードのホットスポット (スタックありとなし))
HPC パフォーマンス特性
マイクロアーキテクチャー全般解析
メモリーアクセス解析とアンコアイベント
ハードウェア・イベントベース・サンプリングによるスレッド化
パフォーマンス・スナップショット
GPU 計算/メディア・ホットスポット (ソース解析と特性化モード)
セルフチェックの結果から次のことが分かります。
ログファイルが保存された場所を指定してスクリプトを実行するには、--log-dir オプションを使用します。このオプションは、ジョブ・スケジューラーを使用して計算ノード上でスクリプトを実行する際に便利です。