インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーのインストール

インテル® VTune™ プロファイラーを ウェブサーバーとして設定し、個人利用を目的とした軽量の展開、またはマルチユーザー環境をサポートする企業向けの構成を行います。

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーの展開

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーの展開方法は、使用モードと目的によって異なります。

展開モード

利点

制限事項

個人利用/評価

  • ホスト・プラットフォームの設定なし。インテル® VTune™ プロファイラー GUI の一部としてインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーがインストールされている。

  • 自己署名された TLS による迅速な認証

  • シングル・ユーザー・モード

  • 中度のセキュリティー・レベル

SAML Single-Sign-On (SSO) と統合

  • 企業アカウントによる自動認証

  • マルチユーザー環境のサポート

  • 高いセキュリティー・レベル

  • インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーへの選択アクセスのサポート (ユーザー・ネットワーク・グループごとなど)

  • インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーを IT SAML SSO インフラに登録するため企業の IT サポートが必要です

リバースプロキシー (NGINX*、Apache* ウェブサーバー、IIS など) の背後に展開

  • 既存の IT ウェブ・ホスト・インフラを再利用 (トランスポート・セキュリティーとユーザー認証を含む)

  • 高いセキュリティー・レベル

  • 複数ユーザー環境のサポート

  • DevOps に関する専門知識

選択に応じて次の手順に進みます。

どのように動作するか

  1. (リバースプロキシーと SAML SSO モード) 管理者がインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーのインスタンスをインストールします。

  2. (リバースプロキシーと SAML SSO モード) 管理者は、インストールされているインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーの URL をユーザーに通知します。

  3. ユーザーはサポートされている ウェブブラウザーを使用して、インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーにアクセスし、任意のターゲットシステムで解析を設定して実行します。

    インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーには、任意のクライアント・マシンからアクセスできます。

  4. 解析が開始されると、インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーは、指定されたターゲットシステムにインテル® VTune™ プロファイラー・エージェントをインストールします。このエージェントは収集を実行し、解析と保存を行うため結果をインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーにアップロードします。

以下の用語集を参考にしてください。

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバー

インテル® VTune™ プロファイラーを ウェブサーバーとして起動し、ウェブブラウザーを使用してリモート・クライアント・マシンからインテル® VTune™ プロファイラー GUI にアクセスするサイトを提供します。

ユーザー

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーのユーザー。

ユーザー・クライアント・システム

ユーザーがログインし、ウェブブラウザーを使用してインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーにアクセスするマシン。

ターゲットシステム

インテル® VTune™ プロファイラーでプロファイルを行ったマシン (ローカルまたはリモート)。

インテル® VTune™ プロファイラー・エージェント

ターゲットシステムで実行されるインテル® VTune™ プロファイラー・ソフトウェアの一部。

システム要件

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバー・システム

クライアント・システム

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーは、各リリース時に利用可能なブラウザーの最新バージョンで検証されています。

ターゲットシステム

現在、インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーは、プラットフォームにまたがったプロファイルをサポートしていません。インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーが Linux* システムでホストされている場合、Linux* ターゲットのシステムのみでデータ収集がサポートされます。これは、Windows* システムでも同様です。

関連情報