インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド
インテル® VTune™ プロファイラーを使用して、FreeBSD* ターゲットシステム上でパフォーマンス・データをリモートに収集できます。
インテル® VTune™ プロファイラーには、リモート収集機能または FreeBSD* システム上でローカルに結果を収集して、Linux*、Windows*、または macOS* ホストシステムにコピーすることで、FreeBSD* ターゲットシステム上のイベントベース・サンプリング・データを収集するターゲットパッケージが含まれます。収集されたデータは、グラフィカル・インターフェイスをサポートするホストシステムで表示されます。
Linux*、Windows*、または macOS* ホスト上にインテル® VTune™ プロファイラーをインストールします。詳細は、ホストシステム向けのインストール・ガイドを参照してください。
FreeBSD* ターゲットシステム上で適切なサンプリング・ドライバーをインストールします。インテル® VTune™ プロファイラーの解析には、<vtune-install-dir>/target/freebsd/vtune_profiler_target_x86_64.tgz ファイルを使用し、SEP コレクターの解析には、<vtune-install-dir>/target/freebsd/vtune_profiler_target_sep_x86_64.tgz ファイルを使用します。
次のいずれかの方法でパフォーマンス・データを収集します。それぞれの方法の詳細は、「FreeBSD* ターゲット」および「リモート Linux* ターゲットの設定」を参照してください。
インテル® VTune™ プロファイラーのコマンドラインまたは GUI を使用して、ホストシステムからリモート解析を行います。
インテル® VTune™ プロファイラーのコマンドラインを使用して、ターゲットシステムでネイティブ解析を行います。
SEP コレクターを使用して、ターゲットシステムでネイティブ解析を行います。
ホストシステム上で結果を参照します。
イベントベース・サンプリング解析向けに FreeBSD* ターゲットシステムを設定するには次の操作を行います。ターゲットシステムにインテル® VTune™ プロファイラーのドライバーをインストールするには、root 権限が必要です。
FTP、SFTP、または SCP を使用し<vtune-install-dir>/target/freebsd/vtune_profiler_target_x86_64.tgz ファイルをターゲットシステムへコピーします。
ターゲットシステムの /opt/intel ディレクトリーにアーカイブを展開します。
次の場所に移動します: /opt/intel/sepdk/modules。
次のコマンドを実行して、適切なドライバーをビルドします。
$ make
$ make installドライバーをインストールするには、次のコマンドを実行します。
$ kldload sep paxドライバーをインストールして次のコマンドを実行すると、root 以外のユーザーがイベントベース・サンプリング解析を実行できるようになります。
$ chgrp -R <user_group> /dev/pax
$ chgrp -R <user_group> /dev/sep次のコマンドを実行してサンプリング・ドライバーをアップロードします。
$ kldunload sep pax