インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド
結果ディレクトリーを指定します。
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-result-dir <PATH> -r <PATH> |
説明
結果を保存するディレクトリーのパス/名前。これには、絶対パスもしくは現在の作業ディレクトリーへの相対パスを指定します。パス名の最終コンポーネントが存在しない場合は作成されます。
指定しない場合、デフォルトの結果名とディレクトリーが使用されます。collect または collect-with アクションで指定しない場合は、現在の作業ディレクトリーに新しい結果が生成されます。レポートの生成時に指定しない場合、レポートには現在の作業ディレクトリーの互換性がある最新の結果が使用されます。結果ディレクトリーのデフォルト名は r@@@{at} です。ここで、@@@ は連番で、{at} は解析タイプを示す 2 ~ 3 文字の略語です。
結果ディレクトリーを指定するには、result-dir オプションを使用します。収集の結果ディレクトリーを指定する場合、または他のプロジェクトから結果をインポートする場合、この結果を使用するアクション (report など) の結果ディレクトリーを指定する必要があります。finalize アクションを使用する場合、結果ディレクトリーを指定することを強く推奨します。
結果ディレクトリー名を指定する場合、プリフィクスまたはサフィックスと自動インクリメント・カウンター @@@ を使用できます。
例えば、myResult-というプリフィクスと通常の解析タイプ・サフィックスを使用する場合は、myResult-@@@{at} となります。メモリーエラー解析とスレッドエラー解析を実行して、それぞれの実行で -result-dir myResult-@@@{at} オプションを指定すると、結果ディレクトリーに myResult-000mi1 と myResult-001ti2 という名前が割り当てられます。
短縮名と通常の名前では大文字と小文字が区別されます。例えば、-R は report アクションの短縮名で、-r は result-dir アクションオプションの短縮名です。
結果のベース・ディレクトリーを指定するには、user-data-dir グローバルオプションを使用します。このベース・ディレクトリーに作成される結果ディレクトリーには、result-dir アクションオプションで指定されない限り、デフォルトの命名規則が適用されます。
この例では、myApplication アプリケーションのスレッド化解析を開始し、結果を baseline 結果ディレクトリーに保存します。
Linux*:
vtune -collect threading -result-dir /temp/test/baseline -- /temp/test/myApplication
Windows*:
vtune -collect threading -result-dir C:\test\baseline -- C:\test\myApplication.exe