インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド

電力使用の解析

インテル® VTune™ プロファイラーとインテル® SoC Watch を使用して、電力と電力消費メトリックを収集し解析します。このデータを使用して電力を消費するシステム動作を特定します。インテル® アーキテクチャーで動作する Android*、Windows* または Linux* システムで解析を実行できます。

インテル® VTune™ プロファイラーによる電力解析

インテル® VTune™ プロファイラーとインテル® SoC Watch で電力解析を行うには、次の 2 つの方法があります。

インテル® VTune™ プロファイラーでスナップショットを取得

[スナップショット] ビューでは、インテル® VTune™ プロファイラーの解析タイプを実行して収集した、パッケージの消費電力を時系列で観察できます。このオプションは、Windows*、Linux*、および Android* システムでインテル® VTune™ プロファイラーを実行すると使用できます。

  1. インテル® VTune™ プロファイラーの [ようこそ] スクリーンで [解析の設定] をクリックします。
  2. [どのように] ペインで解析タイプを選択します。この例ではホットスポット解析を使用します。
  3. 解析のコピーをカスタマイズします。次に示すアイコンをクリックします。

  4. 必要に応じてオプションを選択します。
  5. 解析タイプの下にある [電力使用を解析] チェックボックスをオンにします。

  6. [開始 ] ボタンをクリックして、解析を実行します。

解析が完了すると、インテル® VTune™ プロファイラーは [プラットフォーム] タブに (インテル® SoC Watch で収集された) パッケージの電力使用量を表示します。

パッケージの電力使用量をトレースして、CPU がスロットリング・フェーズに入る可能性があるかどうか確認します。スロットリングが発生する場合、スロットリング解析を実行して原因を調査できます。

インテル® SoC Watch を使用して包括的な解析を実行

より包括的な電力解析を行うには次を行います。

  1. ホストとターゲットにインテル® SoC Watch をインストールします。
  2. 電力解析のシナリオを設定してデータ収集を行います。
  3. インテル® VTune™ プロファイラーを可視化ツールとして使用して概要レポートを確認します。

Windows*、Linux*、または Android* で実行されるターゲットシステムで電力解析を実行します。インテル® VTune™ プロファイラーのすべてのバージョン (スタンドアロン、ツールキット、パッケージのコンポーネント) は、インテル® SoC Watch からの結果のインポートをサポートします。

インテル® SoC Watch のインストール

ホストにインテル® SoC Watch をインストールし、ターゲットシステムを設定します。インテル® System Studio パッケージ、またはインテル® システム・ブリングアップ・ツールキットからインストールできます。

インテル® System Studio をインストールしたシステムで電力解析を行う予定がない場合、インテル® SoC Watch のインストール・パッケージをターゲットシステムにコピーします。コレクターと適切なドライバーもインストールします。

詳細については、対象のオペレーティング・システム向けのインテル® SoC Watch のリリースノートをご覧ください。

データ収集を実行

ターゲットシステムで電力を解析するシナリオを設定し、インテル® SoC Watch を使用してデータを収集します。-r vtune オプションを追加して、インテル® VTune™ プロファイラーにインポートできる形式で結果を書き込みます。アイドル状態のシステムでデータ収集を実行したり、収集前または収集中の任意の時点で開始されたワークロードと同時に実行することができます。

データ収集を開始するには、管理者/root 権限が必要です。

次の例は、これらのタスクを行う収集を実行します。

次のコマンドを実行します。

socwatch -t 60 -f cpu-cstate -m -o results/test -r vtune

インポートされたファイルは、結果ディレクトリーに test.pwr として保存されます。

オプションおよび収集できる各種メトリックの詳細については、『インテル® SoC Watch ユーザーズ・ガイド』 (Linux* と Android* (英語) | Windows* (英語)) の「Getting Started」を参照してください。

ヒント

  • 同時に収集する必要がある複数の機能 (メトリック) を指定する短縮形として、機能グループ名を使用します。例えば、-f sys は CPU、GPU、およびデバイスの低電力の常駐状態、CPU の温度と周波数、メモリー帯域幅など、一般に使用される各種メトリックを収集します。

  • --help オプションを使用して、(機能と機能グループ名の下にある) システムで収集可能なすべてのメトリック、およびデータ収集とレポートを制御するその他のオプションを検討します。

サマリーレポートの確認
  1. ターゲットシステムからホストシステムへインポートする結果ファイル (test.pwr) をコピーします。

  2. 次のようにインテル® VTune™ プロファイラーのプロジェクトにファイルをインポートします。

    1. ホストシステム上でインテル® VTune™ プロファイラーの GUI を起動します。

    2. プロジェクトを開くか作成します。

    3. ツールバーの [結果をインポート] ボタンをクリックして、test.pwr を参照します。

      結果は、デフォルトの [プラットフォーム電力解析] ビューポイントで開きます。

インテル® SoC Watch による電力解析の詳細手順は、「インテル® VTune™ プロファイラーによる電力解析」をご覧ください。

インテル® SoC Watch の詳細については、『電力解析ユーザーガイド』 (英語) を参照してください。