インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド

ファイナライズ

ファイナライズは、インテル® VTune™ プロファイラーが収集したデータをデータベースに変換し、シンボルを解決し、データを事前計算することで解析を効率化して応答性を高めるための処理です。インテル® VTune™ プロファイラーは、データ収集が完了すると自動的にデータをファイナライズします。

インテル® VTune™ プロファイラーには、3 つの基本ファイナライズ・モードがあります。

ファイナライズ・モードの変更

デフォルトでは、すべての解析設定で高速ファイナライズ・モードが使用されます。モードを変更するには、次の操作を行います。

  1. [解析の設定] ボタンをクリックします。

  2. [どこを] ペインで [解析するシステムを選択] ボタンをクリックして、ターゲットシステムを選択して必要な設定を指定します。

  3. [何を] ペインで [解析するワークロードを選択] をクリックして、適切なターゲットタイプを選択します。

  4. [何を] ペインで、[高度] セクションを開いてスクロールし、必要なファイナライズ・モード (例えば、[他のシステムでの実行まで延期します]) を選択します。

解析結果が収集され開いたら、[サマリー] ビュー > [収集とプラットフォーム情報] セクションで使用されているファイナライズ・モードを確認できます。

結果の再ファイナライズ

次のような場合に再ファイナライズを行う必要があります。

再ファイナライズを実行するマシンに、ターゲットのオリジナルバイナリーがないと、再ファイナライズは誤った結果をもたらす可能性があります。例えば、ターゲットを再コンパイルした場合など。再ファイナライズをを行うと古いデータベースは削除され、新しいバージョンのバイナリーが参照されます。コレクターが収集した生データにはバイナリー・チェックサムが含まれないため、インテル® VTune™ プロファイラーはバイナリーの新旧を判別できず、古いアドレスで新しいバイナリーを参照して解決しようとします。これは、スタックを適切にアンワインドできずサンプルを誤った関数に割り当てる可能性があります。これを避けるには、正しいファイルを参照するように検索ディレクトリーを設定してください。

デフォルトでは、インテル® VTune™ プロファイラーはファイナライズ後に生の収集データを保存します。後で結果を再ファイナライズしないならば、このデータを削除して結果ファイルのサイズを減らすことができます。生の収集データを削除するには、Microsoft* Visual Studio* メニューから [ツール] > [オプション] > [Intel VTune Profiler <バージョン>] > [General] ペインで、[Remove raw collector data after result finalization] オプションをオンにします。スタンドアロン・インターフェイスで生の収集データを削除するには、 [メニュー] ボタンをクリックし、[オプション...]> [全般] を選択します。

Microsoft* Visual Studio* IDE で結果を再ファイナライズするには、[ソリューション エクスプローラー] で結果を右クリックして、[再解決して開く] を選択します。

スタンドアロンのインテル® VTune™ プロファイラーのインターフェイスで結果を再ファイナライズするには、次の操作を行います。

  1. [メニュー] ボタンをクリックし、[開く] > [結果...] を選択します。

    [結果を選択] ダイアログボックスが開きます。

  2. 再ファイナライズに必要な *.vtune ファイルに移動して [OK] をクリックします。

    選択した結果がデフォルトのビューポイントで開きます。

  3. [解析の設定] タブをクリックします。

  4. コマンドバーにある [再解決] ボタンをクリックします。

インテル® VTune™ プロファイラーは結果のファイナライズを繰り返します。[バイナリー/シンボル検索] または [ソース検索] ダイアログボックスで検索ディレクトリーのリストを更新した場合、インテル® VTune™ プロファイラーは更新されたディレクトリー・リストを使用してバイナリー/ソース/シンボルを検索します。

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