インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド

IPC

メトリックの説明

サイクルごとのリタイアした命令 (IPC) はサイクルごとにリタイアした命令の平均数を示します。最近のスーパースカラー・プロセッサーは、1 サイクルあたり 4 つまでの命令を発行できるため、理論的な最良の IPC 値は 4 になります。さまざまな要因 (大きなレイテンシーのメモリー、浮動小数点演算、SIMD 演算、分岐予測ミスによりリタイアしない命令、フロントエンドの命令スタベーションなど) により、測定される IPC の値は低くなる傾向があります。IPC が 1 の場合、HPC アプリケーションでは容認されますが、異なるアプリケーション分野の期待値はさまざまです。しかし、IPC はアプリケーションのパフォーマンス・チューニングの全体的な可能性を判断する優れたメトリックとして広く用いられています。

考えられる問題

IPC 値が低すぎます。これは、メモリーストール、命令スタベーション、分岐予測ミス、または長いレイテンシーの命令などが原因で発生します。低い IPC の原因を特定するには、ほかのハードウェア関連のメトリックを調査します。

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