インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド

データ共有

メトリックの説明

複数のスレッドによって共有されるデータ (読み取り共有のみ) は、キャッシュの一貫性のためアクセス・レイテンシーが増加する可能性があります。このメトリックはコヒーレンシーの影響を測定します。データ共有が非常に多い場合は、マルチスレッドのパフォーマンスが大幅に低下します。このメトリックは、すべてのサイクルに対してキャッシュシステムで共有データの処理に費やされたサイクルの比率です。変数の競合による待機は測定されません。これは、スレッド化解析で測定されます。

考えられる問題

異なるコアによる過度のデータ共有が検出されました。

ヒント

1. 競合アクセスメトリックを調査し、原因が競合アクセスであるか単純な読み取り共有であるかを判断します。読み取り共有は、競合アクセス、LLC ミスおよびリモートアクセスなどの問題よりも優先順位は低くなります。

2. 単純な読み取り共有がパフォーマンスのボトルネックである場合、スレッド間のデータ配置や計算の再配置を検討してください。しかし、このようなチューニングは容易ではないかもしれません。また、それによりさらに重大なパフォーマンス上の問題を引き起こす可能性があります。

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