インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド
完全にファイナライズ、ファイナライズを遅延、またはファイナライズをスキップを指定します。
[解析の設定] ウィンドウの > [何を] ペインで > [高度] セクション > [ファイナライズ・モードの選択の解析] オプション
finalization-mode=<value> |
full |
ターゲットシステムで完全にファイナライズします。 |
fast |
後処理をスピードアップするため、ロードするサンプル数を減らします。 |
deferred |
バイナリー・チェックサムのみを計算し、ファイナライズは別のマシンで行います。 |
none |
ファイナライズをスキップします。 |
vtune は、ロードするサンプル数を減らし高速ファイナライズを行います。
データ収集、ファイナライズ、またはインポートを行う場合に、finalization-mode オプションを使用して結果のファイナライズ・モードを設定します。
Windows* では、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーをベースとするインテル® Xeon Phi™ プロセッサーの解析を実行する場合、deferred (遅延) ファイナライズ・モードを使用して、ホストマシン上でファイナライズ、表示、解析を行います。データ収集が完了したら、解析結果をホストシステムにコピーしてファイナライズを行います。詳細は、「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー・ターゲット」をご覧ください。
次のコマンドは、Windows* 上でホットスポット解析を開始しバイナリーのチェックサムのみを計算して、別のマシンでファイナライズを行います。
vtune -collect hotspots -knob sampling-mode=hw -finalization-mode=deferred -- C:\test\myApp.exe