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使いやすいコマンドライン・パラメーター

インテル® ディストリビューションの LINPACK ベンチマークは、新しい実行ごとに HPL.dat 入力ファイルの変更を行わなくて済むように、HPL のコマンドライン・パラメーターをサポートしています。

以下のコマンドラインで、プレースホルダーはこれらのパラメーターを示します。

xhpl.exe -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>

サンプルスクリプト runme とともにコマンドライン・パラメーターを使用することもできます。以下に例を示します。

runme_intel64_dynamic.bat -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>

コマンドライン・パラメーターの詳細は、インテル® ディストリビューションの LINPACK ベンチマークの異種サポートを参照してください。

1x3 グリッドで N=10000 を実行する場合、次のコマンドを実行します (ここでは、HPL.dat とスクリプトでほかのパラメーターが正しく設定されていると仮定しています):

runme_intel64_dynamic.bat -n 10000 -p 1 -q 3

m パラメーターを使用することで、問題サイズの代わりに、メモリーサイズでスケールできます。m パラメーターは行列のサイズのみを表します。そのため、16 ノード上で行列サイズ 50000MB、NB=256 を使用するには、スクリプトで MPI プロセスの合計数を 16 に設定して、次のコマンドを実行します。

runme_intel64_dynamic.bat -m 50000 -b 256 -p 4 -q 4