コンパイラー依存関数と Fortran 90 モジュール

コンパイラー依存関数は、コンパイラーがランタイム・ライブラリー (RTL) で解決される関数呼び出しをオブジェクト・コードに挿入するたびに発生します。適切な RTL を使用せずにこのようなコードをリンクすると、未定義シンボルが発生します。インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) は、RTL 依存関係を最小限にするように設計されています。

RTL 依存関係が発生する可能性がある場合、関数はソースコードとして提供され、アプリケーションに使用しているコンパイラーでコードをコンパイルする必要があります。

特に、Fortran 90 モジュールでは、RTL サポートを必要とするコンパイラー固有のコードが生成されます。そのため、インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) では、異なるコンパイラーでも使用できるように、インテル® コンパイラーでコンパイルしたモジュールに加えて、ソースコードを提供しています。