インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) ScaLAPACK、クラスター FFT、およびクラスター・スパース・ソルバーは、インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のリリースノートに示される MPI 実装をサポートします。
ScaLAPACK、クラスター FFT、およびクラスター・スパース・ソルバーとリンクするには、以下のコマンドを使用します。
set lib =<MKL ライブラリーへのパス>;<MPI ライブラリーへのパス>;%lib%
<リンカー> <リンクするファイル> [<MKL クラスター・ライブラリー>] <BLACS><MKL コア・ライブラリー><MPI ライブラリー>
ここで、プレースホルダーは、次の表で説明されているように、パスとライブラリーを表します。
<MKL ライブラリーへのパス> |
<mkl ディレクトリー>\lib\intel64。「はじめに」の環境変数の設定で環境変数を設定する手順を行った場合、このディレクトリーを LIB 環境変数に追加する必要はありません。 |
<MPI ライブラリーへのパス> |
通常は、MPI インストール・ディレクトリー内の lib サブディレクトリーです。 |
<リンカー> |
Icx、ifx、xilink のいずれか。 |
<MKL クラスター・ライブラリー> |
付録 C: ディレクトリー構造の詳細にリストされている ScaLAPACK またはクラスター FFT のライブラリーのいずれか。例えば、LP64 インターフェイスの場合、mkl_scalapack_lp64.lib または mkl_cdft_core.lib になります。クラスター・スパース・ソルバーには追加の計算ライブラリーは必要ありません。 |
<BLACS> |
プログラミング・インターフェイス (LP64 または ILP64)、および MPI バージョンに対応する BLACS ライブラリー。利用可能なライブラリーは、付録 C: ディレクトリー構造の詳細にリストされています。たとえば、LP64 インターフェイスの場合、静的リンクでは mkl_blacs_intelmpi_lp64.lib または mkl_blacs_msmpi_lp64.lib、動的リンクでは mkl_blacs_lp64_dll.lib のいずれかを選択します。 |
<MKL コア・ライブラリー> |
ScaLAPACK、クラスター FFT、またはクラスター・スパース・ソルバーを含むライブラリー以外のインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) ライブラリー。 |
リンクライン・アドバイザーを使用して、<MKL クラスター・ライブラリー>、<BLACS>、および <MKL コア・ライブラリー> の適切なセットを選択します。
インテル® MPI は、それぞれのリンカーを使用してリンクできるように、リンカー用にパッケージ化されたスクリプトを提供します。したがって、インテル® MPI を使用する場合、次のコマンドを使用してリンクするのが最適です。
<インテル® MPI バイナリーへのパス>\vars.bat
set lib = <MKL ライブラリーへのパス>;%lib%
<MPI リンカー><リンクするファイル> [<MKL クラスター・ライブラリー>] <BLACS><MKL コア・ライブラリー>
まだ定義されていないプレースホルダーについては、次の表で説明します。
<MPI バイナリーへのパス> |
デフォルトでは、MPI インストール・ディレクトリー内の bin サブディレクトリーです。 |
<MPI リンカー> |
mpicl または mpiifort |
製品および性能に関する情報 |
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性能は、使用状況、構成、およびその他の要因によって異なります。詳細については、www.Intel.com/PerformanceIndex (英語) をご覧ください。 改訂 #20201201 |