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Visual Studio* 開発システムでカスタム動的リンク・ライブラリーをビルド

Microsoft Visual Studio* 開発システム (VS*) でカスタム動的リンク・ライブラリー (DLL) をビルドできます。これには、インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) ディレクトリーの share\mkl\tools\builder\MSVS_Projects サブディレクトリーにあるプロジェクトを使用します。このディレクトリーには、Visual Studio* 開発システムの各バージョン (VS2022 など) のプロジェクトを含むサブディレクトリーが含まれています。VS の各バージョンでは、インテル® 64 アーキテクチャー用のカスタム DLL を構築する VS ソリューション libintel64.sln が利用できます。

ビルダーは、カスタム DLL に対して次のデフォルト設定を使用します。

インターフェイス:

LP64

エラーハンドラー:

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (oneMKL) xerbla

Microsoft マニフェストを作成:

はい

関数のリスト:

プロジェクトのソースファイル examples.def

カスタム DLL をビルドするには:

  1. 使用するインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) バージョンのインストール・ディレクトリーを MKLROOT 環境変数に設定します。

  2. libintel64.sln ソリューションを開きます。

    ソリューションには次のプロジェクトが含まれます。

    • i_malloc_dll
    • vml_dll_core
    • lp64_sequential
    • lp64_parallel
  3. [オプション] デフォルト設定を変更するには、DLL がインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) 関数をシーケンシャル・モードで使用するか、マルチスレッド・モードで使用するかによって、lp64_sequential または lp64_parallel プロジェクトを選択します。

  4. [オプション] DLL に独自のエラーハンドラーを含めるには、次の操作を行います。

    1. [プロジェクト] > [プロパティ] を開いて、[構成プロパティ] > [Linker] > [Input] を選択します。
    2. <User_xerbla>.obj.obj を追加します。
  5. [オプション] マニフェストの作成をオフにするには、次の操作を行います。

    1. [プロジェクト] > [プロパティ] を開いて、[構成プロパティ] > [Linker] > [Manifest File] > [Generate Manifest] を選択し、
    2. [いいえ (/MANIFEST:NO)] に設定します。
  6. [オプション] DLL に含める関数のリストを変更するには、次の操作を行います。

    1. ソースファイルを選択します。
    2. examples.def ファイルを修正します。エントリーポイントを指定する方法については、関数名を指定を参照してください。
  7. ライブラリーをビルドするには、[ビルド] > [ソリューションのビルド] を選択します。

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