バージョン情報ライン

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) の verbose モードでは、verbose 対応関数への最初の呼び出しでバージョン情報ラインが出力されます。このラインは、MKL_VERBOSE という文字列で始まり、スペースが区切り文字となります。このラインの形式は、将来のリリースで変更される可能性があります。

次の表は、バージョン情報ラインに含まれる情報と、詳細情報へのリンクを示しています。

情報

説明

関連リンク

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のバージョン。

この情報は、ラインの残りの部分からコンマで区切られます。

 

オペレーティング・システム。

設定可能な値:

  • Lnx ー Linux*
  • Win ー Windows*
  • OSX ー macOS*
 

ホスト CPU 周波数。

   

アプリケーションで使用されるインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のインターフェイス・レイヤー。

設定可能な値:

  • lp64 または ilp64 (インテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステム)

ILP64 インターフェイスと LP64 インターフェイスの使用

アプリケーションで使用されるインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) のスレッドレイヤー。

設定可能な値:

intel_threadtbb_thread、または sequential

スレッド化ライブラリーとのリンク

以下は、バージョン情報ラインの出力例です。

MKL_VERBOSE Intel® MKL 11.2 Beta build 20131126 for Intel® 64 architecture Intel® Advanced Vector Extensions (Intel® AVX) Enabled Processor, Win 3.10GHz lp64 intel_thread

GPU 情報ライン

GPU アプリケーション用のインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) の verbose モードでは、詳細が有効になっている関数の最初の呼び出しで、検出されたすべての GPU デバイスの GPU 情報ラインがそれぞれ別のラインに出力されます。このラインは、MKL_VERBOSE Detected という文字列で始まり、スペースが区切り文字となります。このラインの他の形式は、将来のリリースで変更される可能性があります。

インテル® GPU のみがサポートされます。

次の表は、GPU 情報ラインに含まれる情報を示します。

情報 説明
GPU インデックス GPU デバイスのインデックスは、文字列 "GPU" の後に表示されます (例: GPU0、GPU1、GPU2 など)。この GPU インデックスは、デバイスを参照する呼び出し説明ラインでデバイスのニックネームとして使用されます。
インテル® GPU アーキテクチャー

値は以下のいずれかです。

  • Intel® Gen9
  • Intel® Xe_LP
  • Intel® Xe_HP
  • Intel® Xe_HPG
  • Intel® Xe_HPC
  • Unknown GPU
ランタイム・バックエンド 出力される値には、プリフィクスとして Backend: が付いています。
ベクトルエンジン番号 出力される値には、プリフィクス VE: が付いています。
スタック番号 出力される値には、プリフィクス Stack: が付いています。
最大ワークグループ・サイズ 出力される値には、プリフィクス maxWGsize: が付いています。

以下は、GPU情報ラインの出力例です。

MKL_VERBOSE Detected GPU0 Intel®_Gen9 Backend:OpenCL VE:72 Stack:1 maxWGsize:256