LAPACK および BLAS への Fortran 95 インターフェイス

Fortran 95 インターフェイスはコンパイラーに依存します。インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) は、インテル® Fortran コンパイラーで事前ビルドされたインターフェイス・ライブラリーとモジュールを提供します。さらに、Fortran 95 インターフェイスとラッパーがソースで提供されています。(詳細は、コンパイラー依存の関数と Fortran 90 モジュールを参照してください)。異なるコンパイラーを使用している場合、そのコンパイラーを使用して適切なライブラリーとモジュールをビルドし、ライブラリーをユーザーのライブラリーとしてリンクしてください。

  1. それぞれのディレクトリー <mkl_directory>/share/mkl/interfaces/blas95 または <mkl_directory>/share/mkl/interfaces/lapack95 に移動します。

  2. 以下を入力します。

    make libintel64 [interface=lp64|ilp64] INSTALL_DIR=<user_dir>

    重要

    INSTALL_DIR パラメーターは必須です。

これにより、必要なライブラリーがビルドされ、<user_dir>/lib ディレクトリーにインストールされ、ビルドされた .mod ファイルが <user_dir>/include/mkl/intel64/{lp64|ilp64} ディレクトリーにインストールされます。

デフォルトでは、ifx コンパイラーが選択されています。追加パラメーター FC=gfortran を使用して、コンパイラを gfortran に変更できます。以下に例を示します。

make libintel64 INSTALL_DIR=<user_dir> FC=gfortran

ビルド・ディレクトリーからライブラリーを削除するには、以下のコマンドを実行します。

make clean INSTALL_DIR=<ユーザー・ディレクトリー>

注意

管理者権限がある場合でも、上記のビルドまたはクリーンコマンドにおいて、INSTALL_DIR=../../../.. または INSTALL_DIR=<mkl_directory> のように設定しないでください。事前にビルドされているインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) の Fortran 95 ライブラリーやモジュールが置換あるいは削除されてしまいます。