コマンドライン・オプションのリファレンス¶
このトピックでは、コマンドライン・オプションの簡単な説明、現在非推奨のオプション、ソースファイルの操作に関する情報を紹介します。
コマンドライン・オプション¶
次の表は、現在のインテル® DPC++ 互換性ツールのコマンドライン・オプションをアルファベット順にリストしたものです。
オプション |
説明 |
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常に |
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生成されるコードで使用する nd_range の次元に関するヒントをツールに提供します。設定可能な値は以下のとおりです。
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生成されたコードを説明するコメントを挿入します。デフォルト: |
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CUDA* ヘッダーファイルのディレクトリー・パス。 |
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ヘルパー・ヘッダー・フォルダー名とメインのヘルパー・ヘッダー・ファイル名を指定します。デフォルト: |
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生成されるコードで C++17 のクラス・テンプレート引数推論 (CTAD) を使用します。 |
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移行コマンドラインに追加する引数。例: |
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書式設定の範囲を設定します。 設定可能な値は以下のとおりです。
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書式形式を設定します。 設定可能な値は以下のとおりです。
.clang-format ファイルの内容の例: BasedOnStyle:
LLVM IndentWidth: 4
TabWidth: 4
UseTab: ForIndentation
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インテル® DPC++ 互換性ツール固有のオプションのリストを提供します。 |
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移行するソースツリーのルート・ディレクトリー・パス。このルート以下のファイルのみが移行されます。デフォルト:
詳細:
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生成されるデータ並列 C++ (DPC++) ファイルにオリジナルコードをコメントとして残します。デフォルト: |
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非推奨: |
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移行したコードで使用されない DPC++ 拡張子のカンマ区切りのリスト。デフォルトでは、これらの拡張子は移行したコードで使用されます。
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生成されるファイルのルート・ディレクトリー・パス。存在しない場合は作成されます。デフォルト: 生成されたファイルの相対パスは維持され、拡張子は次のように変更されます。
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出力の詳細レベルを設定します。
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コンパイル・データベース ( |
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隠しファイルを除くすべてのファイルを、 詳細:
コマンドラインで入力ファイルが提供されると、 |
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レポートファイル名のプリフィクス。完全なファイル名には、 |
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レポート形式:
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レポートのみが生成されます。DPC++ コードは生成されません。デフォルト: |
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レポートタイプを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
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解析エラーが発生した場合、移行とレポートの生成を停止します。デフォルト: |
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抑制する移行警告のカンマ区切りのリスト。有効な警告 ID は 1000 から 1047 の範囲です。ハイフンで範囲を指定することも可能です。例: |
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すべての移行警告を抑制します。デフォルト: |
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カーネル名でカーネルを生成します。デフォルト: |
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移行したコードのヘルパー・ヘッダー・ファイルをカスタマイズします。設定可能な値は以下のとおりです。
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移行したコードで使用する実験的な機能のカンマ区切りのリスト。デフォルトでは、実験的な機能は移行したコードでは使用されません。 設定可能な値は以下のとおりです。
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生成されるコードで明示的に使用される名前空間を定義します。値は、カンマ区切りのリストです。デフォルト: 設定可能な値は以下のとおりです。
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ソースコードの生成に使用する統合共有メモリー (USM) のレベルを設定します。
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ツールのバージョンを表示します。 |
注
以下のオプションのいずれかを指定すると、レポートが生成されます。
--report-file-prefix
--report-type
--report-format
--report-only
非推奨のコマンドライン・オプション¶
次の表は、現在非推奨のインテル® DPC++ 互換性ツールのコマンドライン・オプションをリストしたものです。
非推奨のオプション (古いオプション) |
推奨する代わりのオプション |
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ソースファイル¶
ソースファイルを操作するには、<source0> ...
を使用して入力ソースファイルのパスを作成します。これらのパスは、コンパイル・データベースで見つけることができます。
例:
単一ソースファイルの移行:
dpct source.cpp
C++11 機能を含む単一ソースファイルの移行:
dpct --extra-arg="-std=c++11" source.cpp
コンパイル・データベースにあるすべてのファイルの移行:
dpct -p=<コンパイル・データベース・ファイルの場所へのパス>
コンパイル・データベースにある 1 つのファイルの移行:
dpct -p=<コンパイル・データベース・ファイルの場所へのパス> source.cpp