MPI_Pcontrol 関数を使用して収集を制御

デフォルトでは、インテル® Advisor はアプリケーション全体のパフォーマンスを解析します。しかし、最も時間がかかるセクションに注目したり、初期化またはファイナライズ・フェーズの収集を無効にしたいこともあります。これにより、収集のオーバーヘッドを減らすことができます。

インテル® Advisor は、MPI_Pcontrol() 関数による MPI 領域の制御をサポートします。この関数を使用すると、ソースコード内の特定のアプリケーション領域のパフォーマンスデータ収集を有効または無効に制御できます。領域の制御は MPI と OpenMP* メトリックにのみ影響し、他のメトリックはアプリケーション全体で収集されます。

この関数を使用するには、次に示すようにアプリケーションのソースコードに関数を追加します。

インテル® Advisor は、MPI_Pcontrol() 関数の引数 0 と 1 のみを受け入れます。ほかの数値を使用してコード領域をマークすることもできますが、インテル® Advisor はそれらを無視します。

MPI_Pcontrol で領域を制御にコードの例を示します。

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