メニューバーのメニューには、[File]、[Edit] と [Help] などの固定コンポーネントと、[Layouts]、[Analytics]、そして [Trace Data Collection] などの動的コンポーネントがあります。固定コンポーネントは常に利用でき、動的コンポーネントはツールに登録されたプラグインによって異なります。
[File] メニュー: 新しいグラフの作成、既存のグラフの読み込み、キャンバス上の現在のグラフを GraphML* ファイルへの保存、または C++ ソースファイルとしてエクスポート、することなどが可能です。
メニューには最近使用したファイルのリストが保持されているため、それらにすばやくアクセスできます。プリント機能は現在利用できません。[Generate Image] オプションを使用すると、キャンバスに表示されているグラフを PNG ファイルとしてプリントできます。
[Edit] メニュー: キャンバスに表示されるグラフは編集可能であり、[Cut]、[Copy]、[Paste]、[Delete]、[Group]、[Ungroup]、および [Preferences] などの一般的な編集機能がサポートされます。これらのアクションは、一般的なキーボード・ショートカットをサポートします。
[Help] メニュー: What’s This? モードに切り替えることができます。このモードは各種 GUI 要素のヘルプ情報を表示します。このモードでは、サポート情報が含まれる任意の GUI 要素をクリックして、要素とその要素を達成するのに役立つ情報を表示できます。
Shift+F1 キーボード・ショートカットを使用して、What’s This? モードに切り替えることもできます。
[Layout] メニュー: さまざまな方法でキャンバス上のグラフを視覚化できます。現在サポートされているレイアウトタイプは、Hierarchical (階層)、Radial (放射状)、Force-Directed (力指向)、New Hierarchical (新階層)、および Circular (円形) です。ほとんどのグラフは Hierarchical レイアウトで対応可能であるため、デフォルトのレイアウトとして設定されています。Hierarchical レイアウトがグラフのモデル化に適していない場合、New Hierarchical レイアウトを使用できます。
Hierarchical レイアウトを使用して視覚的に満足できるレイアウトが得られない場合、Radial、Circular、または Force-Directed レイアウトを試してください。Circular レイアウトと Force-Directed レイアウトは、Boost* グラフ・ライブラリーを使用します。Force-Directed レイアウトを実行するコストは、他のレイアウトよりも高くなりますが、グラフレイアウトの視覚効果は向上します。
[Analytics] メニュー: 利用可能なプラグインから解析アルゴリズムを選択できます。このメニューは、新しいプラグインが追加されると変化します。
これらの解析アルゴリズムは、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロックのフローグラフで使用できます。今後、さらに多くのアルゴリズムが追加される可能性があります。
Compute Critical Path 計算では、グラフの 1 つ以上のクリティカル・パスを計算し、それらを [Analytics Report] タブに一覧表示します。これらのクリティカル・パスを操作して、どのノードがそれらに属するか確認できます。
Graph Rule-check はグラフの基本的なルールチェックを行い、潜在的なパフォーマンスの問題と正当性の問題をハイライト表示します。
Compute Modeling Projection は、スレッド数が異なるグラフのスピードアップを予測します。相当するスレッド数のスピードアップが Analytics Reports ウィンドウに表示され、理想的なスピードと実際のスピードの差を示すグラフが表示されます。