ウィンドウ: サーベイレポート

ベクトル化とコードの調査パースペクティブを実行すると、インテル® Advisor は最も時間を要するベクトル化されていない、または不十分な関数/ループを特定するのに役立つ調査レポートを生成します。

コントロール


インテル® Advisor: サーベイレポート領域
最も重要なデータに注目できるように、次のような多くのコントロールが用意されています。

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ボタンをクリックして、いつでも呼び出せる読み取り専用の結果のスナップショットを保存できます。

インテル® Advisor は最新の結果のみを保存します。複数のスナップショットを互いに、または最新の解析結果と視覚的に比較することは、パフォーマンス改善の進捗を判断する効果的な方法です。

スナップショットを開くには、[File (ファイル)] > [Open (開く)] > [Result... (結果...)] を選択します。

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各種 [Filter (フィルター)] ボタンとドロップダウン・リストをクリックして、条件に基づいて表示データを一時的に制御できます。

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ボタンをクリックして、各種命令セット・アーキテクチャー (ISA) 向けの実行されないコードパスにあるループを表示できます。要件:

  • インテル® コンパイラーを使用して、複数のコードパス向けにターゲット・アプリケーションをコンパイルします。

  • [Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] > [Analysis Target (解析ターゲット)] > [Survey Hotspots Analysis (サーベイ・ホットスポット解析)][Analyze loops in not executed code path (実行されなかったコードパスのループを解析)] チェックボックスをオンにします。

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クリックして、View Configurator (表示設定)Smart Mode (スマートモード) フィルターの機能を切り替えます。

  • View Configurator (表示設定) - [Customize View (表示をカスタマイズ)] をオンにして、表示するビューのレイアウトを選択します。[Default (デフォルト)][Smart Mode (スマートモード)]、またはカスタマイズされた表示レイアウトから選択できます。カスタマイズされた表示レイアウトを作成して、現在のプロジェクトや他のプロジェクトに適用できます。

    1. [View Layout (レイアウトを表示)] ドロップダウン・リストの隣にある [Settings (設定)] (歯車) をクリックして、[Configure Columns (カラム設定)] ダイアログボックスを開きます。

    2. [Configuration (設定)] ドロップダウン・リストから使用するレイアウトを選択します。

    3. 表示/非表示にするカラムをオン/オフにします。

      結果: [Configuration (設定)] ドロップダウン・リストで、選択した表示レイアウトの名前に [Copy n] が追加されます。

    4. [Rename (リネーム)] ボタンをクリックして、カスタマイズした表示レイアウトに適切な名前を付けます。

    5. [OK] をクリックしてカスタマイズした表示レイアウトを保存します。

  • [スマートモード・フィルター] - [表示をカスタマイズ] をオンにして、[合計 CPU 時間] (アプリケーションが関数/ループとその呼び出し先の実行に費やす時間) に基づいて、表示されるデータを一時的に最適化の候補として絞り込みます。[Top (上位)] ドロップダウン・リストでは次のいずれかを選択します。

    • 表示する上位ループ/関数の[Number (数字)]

    • ループ/関数を表示する [Total CPU Time (合計 CPU 時間)][Percent (パーセンテージ)] のしきい値

 

5

ボタンをクリックして、特定のデータを検索できます。

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タブをクリックして、インテル® Advisor の各種レポートや表示を開きます。

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カラムヘッダーを右クリックして次の操作を行います。

  • カラムを非表示。

  • 利用可能なすべてのレポートカラムを表示します。

  • [カラムの配置を設定] を選択して [Configure Columns (カラムの設定)] ダイアログボックスを開きます (詳細は #4 を参照)。

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クリックして、カラムセットで利用可能なすべてのカラムの表示と、カラムセットのプリセットカラムの表示を切り替えます。

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コントロールをクリックして次の操作を行います。

  • ドロップダウン・オプションを選択します。

  • [カラムの配置を設定] を選択して [Configure Columns] ダイアログボックスを開きます (詳細は #4 を参照)。

例えば、[Compute Performance (計算パフォーマンス)] のカラムセットを選択して以下を適用します。

  • 浮動小数点操作のみ、整数操作のみ、または浮動小数点と整数操作のデータを表示します。

  • 整数計算で整数操作としてカウントされるものを決定します。

    • [純粋な整数計算操作を表示] を選択して、ADD、MUL、IDIV、および SUB 操作のみをカウントします。

    • [整数データを処理するすべての操作を表示] を選択して、ADD、ADC、SUB、MUL、IMUL、DIV、IDIV、INC/DEC、シフト、およびローテ―ト操作をカウントします。

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コントロールをクリックして、ハードウェアによって課せられるパフォーマンスの上限と実際のパフォーマンスを可視化し、制限の主な要因 (メモリー帯域幅や計算能力) を検証して、最適化ステップの理想的なロードマップが得られるように支援するグラフの表示/非表示を制御します。

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[Survey Report (サーベイレポート)] の上部にあるデータ行をクリックすると、その行に固有のデータが [Survey Report (サーベイレポート)] の下部に表示されます。ループデータ行をダブルクリックすると、[Survey Source (サーベイソース)] ウィンドウが表示されます。次のアイコンにより注目するデータ行を簡単に識別できます。

  • = ベクトル化された関数

  • = ベクトル化されたループ

  • = スカラー関数

  • = スカラーループ

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チェックボックスをオンにして、ループをさらに詳しく解析するためマークします。

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how-can-I-fix-this-issue? (解決方法) が表示されていれば、クリックして [Recommendations (推奨事項)] ペインにコード固有の問題の解決方法に関する情報を表示できます。

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イメージが表示されていれば、クリックして[Why No Vectorization? (ベクトル化できない理由)] ペインに自動ベクトル化が失敗した理由を表示できます。

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コントロールをクリックして、[Workflow (ワークフロー)] ペインの表示/非表示を切り替えます。