同時実行指定を設定

同時実行指定はグラフが実行されるスレッド数のリストです。同時性を設定するには次の操作を行います。

  1. [Preferences] ウィンドウを開きます。

  2. [Scalability] > [TBB] カテゴリーを開きます。

  3. [Concurrency Specification] フィールドのリストを 1,a-b:n 形式で設定します。ここで、

    • 1 はシリアル実行を示します。スピードアップはグラフのシリアル実行に関して予測するため、デフォルトでは、すべてのグラフはシリアル実行されてから、複数のスレッドで実行されます。1 の追加はリストに影響しないため、単にシンボリックな情報を表します。
    • a はマルチスレッドの開始数で、
    • b はマルチスレッドの終了数です。
    • n はステップサイズです。
    preferences dialog box

デフォルトの終了値はシステム上のコア数であり、デフォルトのステップサイズはこの値の 1/4 になります。終了値はステップサイズの直接倍数ではなくても常にリストに含まれます。

例えば、32 コアシステムでは、デフォルトは 1,8-32:8 となります。これにより、リストは 1,8,16,24,32 になります。


32 コアシステムでの解析レポート

その他にサポートされる形式は、a,b,c または単一セットのスレッドでスピードアップを確認する a のみです。

組み合わせて使用することもできます。次に、いくつかの有効な同時実行の指定方法を示します。